個人のビジネススキル向上に役立つ雑誌のほか、特定の産業や市場に特化し掘り下げた情報を届けている専門紙・誌をピックアップ。各メディアがカバーする市場や業界内への影響力はもちろんのこと、その他の媒体の情報源として重宝される存在でもある。業界をウォッチし続けてきたベテラン編集長らが注目するトレンド、広報との理想的な関係に迫りました。
日刊自動車新聞
日刊自動車新聞社

1929年/12万5000部
Q1:読者ターゲット・編集方針を教えて下さい。
自動車メーカー、部品、販売・整備、交通(タクシー、バス、トラック)など広いすそ野を持つ自動車産業全般に携わる事業者、研究・調査機関。また次世代自動車や自動運転などの実用化に向けて自動車産業に新たに参入するITなどの企業。
Q2:今後力を入れたい企画・ジャンルは?
電気自動車や燃料電池自動車、自動運転など次世代自動車の開発進展、普及により、自動車産業は大きく変わり、新たなプレーヤーも参入してくる。そうした動きを的確に展望するとともに、そうした環境変化の中、世代交代や後継者難、少子高齢化などに直面する小規模事業者の今後の生き残り策を実例を交えて提示したい。
Q3:最近ヒットした企画・特集を教えて下さい
(1)自動車産業戦略2014(特集、3/31付)
(2)水素社会到来(昨年末以降、継続的に掲載)
(3)「求む人材」キャンペーンの一連の記事
Q4:広報担当者にはどのような力が求められると思いますか?
・コミュニケーション力
・客観的にものを見る力
・危機管理力
ネット社会になり、メールやSNSで情報が発信される時代になった。しかしメディアをうまく活用するにはフェイス・トゥ・フェイスも含めた幅広いコミュニケーションが欠かせない。そして一線の記者を含め、納得させるには自分(の企業)を外から眺める第三者の目が必要。企業の危機はいつでも、どこでも、突然起きる。それを大きくさせないかどうかは …