発行部数が多く、年齢や嗜好性などがターゲティングされた購読者層を持つ生活・実用・ファッション誌。主にBtoCの商品・ブランド・サービスの広報が中心となるが、時には記事体広告も含め読者にライフスタイルを提示する場となる。読者に新たな世界観を提案し続ける編集長が今、注目しているテーマとは?「広報に求められる力」についても聞いてみました。
Ray
主婦の友社
1988年5月/18万部
Q1:読者ターゲット・編集方針を教えて下さい。
コアな読者層は18~25歳の女子大生から社会人3年目。可愛いものが大好き、おしゃれ大好きなモテ系愛され女子のための自分プロデュース応援マガジン。いつも可愛く、輝いていたい!そんな女のコの永遠の課題を叶える、上質でタイムリーなファッション、ビューティ、ライフスタイルの最新トレンドを発信します。
Q2:今後力を入れたい企画・ジャンルは?
モデルの着回し30daysや数見せの1枚の服で100通り着回しは、ここ数年続く定番人気企画。読者要望が高いプチプラアイテムや小物、ファストファッションにも注目しています。美容はヘアアレンジやメイクの基本などのHow toもの、スキンケア、ダイエットなど、全般的に力を入れていきます。
Q3:最近ヒットした企画・特集を教えて下さい
(1)美容特集・かわいくなれるれんしゅうちょう(4月号)
(2)新人OLのためのオトナRay(10月号)
(3)ほぼ毎号の着回し特集
Q4:広報担当者にはどのような力が求められると思いますか?
・迅速かつ新鮮な情報
・顔が見える広報
・驚きと発見
雜誌は、発売の3カ月前に企画を立て、1カ月前には取材・撮影を終えます。テレビやウェブと違って直前情報だと反映できないので、そのタイムラグにジレンマを感じます。また、頻繁に情報をいただける機会があるなど、発信者の顔が見えることも、情報の信頼性と新鮮さという意味で大事な要素のひとつ …