広告だけではセールスにつながらない 大切なのは営業部門との価値創造
事業成長につながるBtoB企業の広告クリエイティブ活用についてお話をする前に、まずは昨今のBtoB企業を取り巻くマーケティングの潮流について考えたいと思います。
テレビCMからソーシャルメディアの投稿まで、消費者との接点が格段に増えたことで、おのずと広告・コンテンツ制作が必要とされる場面も、そのバラエティが広がっています。担当者自らに制作スキルが求められるもの、外部のパートナーのディレクション力が求められるものがありますが、本特集では双方を織り交ぜながら、特にアウトプットの完成度を高める実践的ノウハウ・考え方を解説していきます。
事業成長につながるBtoB企業の広告クリエイティブ活用についてお話をする前に、まずは昨今のBtoB企業を取り巻くマーケティングの潮流について考えたいと思います。
ここではマーケターである笹木氏と、クリエイターである三戸氏が選んだBtoB企業広告の秀逸事例を6つ紹介します。
提案に際して、クライアントの真の課題(イシュー)を発見することは重要です。しかし実際問題、オリエンもファーストパーティーデータもなしでクライアントも目から鱗の真の課題を発見することは難易度が高い。そこで、自主プレゼンで「真の課題の発見」より大事なのは、第三者の立場からの、クライアントの企業・ブランド・商品・サービスの「魅力の(再)発見」だと思っています。
企画をつくる/企画を選ぶ際は、「Why(なぜやるか)」「What(何をやるか)」「How(どうやるか)」のそれぞれを、端的に1行で書けるかを重視します。「あれもこれも」とてんこもりでも良くないですし、どれかに偏っていると中途半端になりがちです。この3つの黄金比を常に意識しています。
プレゼンまでの大まかな流れは、「オリエンで出た課題を問い直す・課題設定→ゴール設定→アイデア出し・クリエイティブ制作」です。時間がない時は、僕がコンセプトやストーリーなどを考えて、メンバーに肉付けをしてもらいます。時間があれば、方向性を出したあとみんなからアイデアを集めて2、3回の打ち合わせをし、早い段階で荒い企画書をまとめるようにしています。
広告ビジネスにおける商品は「企画」と言っても過言ではないのではないでしょうか。加えて、「企画」の魅力を伝えるオリエン力を磨く必要があるのは、広告会社の人たちばかりではなく、昨今は事業会社のマーケターにとっても、社内で企画を通すために必要なスキルになっています。競合他社のクリエイターのオリエンの極意や他社のマーケターの企画書づくりのコツは、なかなか目にする機会はないもの。今回は、「企画書」のつくり方がうまい、プレゼンの仕方が秀逸と言われる方たちに、その極意を解説いただきます。
自社の商品やサービスの認知・拡大をしたいとき、私たちはさまざまな方法で情報を発信することができます。テレビや新聞などの「マスメディア」は一度に多くの生活者に情報を届けられる一方で、掲載のハードルはかなり高いです。
>私はIT企業で営業職を約3年経験した後、「ferret」の立ち上げ時からライターとして参画し、副編集長を担当。その後、約2年間フリーランスとしてビジネス系メディアでの執筆、編集やオウンドメディア支援に従事し、2020年にHubSpotに入社。日本語ブログの編集長としてコンテンツ戦略の設計から、記事作成チームの管理、公開後の効果測定を担っています。
言語化すべきは勘の鋭いお客さまたちの直感
「売れる」より「選ばれる」常に、買う人の立場から考える