コミュニケーションとして成果を出した「動画コンテンツ」の秀逸事例
商品特性やブランドの背後にあるストーリーを伝えるのに有効な動画コンテンツ。その種類はCM、ドラマ、レポートなど多岐にわたります。人と企業・ブランドをつなぐコミュニケーションとして成果を出している、動画コンテンツの秀逸事例を紹介します。
テレビCMからソーシャルメディアの投稿まで、消費者との接点が格段に増えたことで、おのずと広告・コンテンツ制作が必要とされる場面も、そのバラエティが広がっています。担当者自らに制作スキルが求められるもの、外部のパートナーのディレクション力が求められるものがありますが、本特集では双方を織り交ぜながら、特にアウトプットの完成度を高める実践的ノウハウ・考え方を解説していきます。
商品特性やブランドの背後にあるストーリーを伝えるのに有効な動画コンテンツ。その種類はCM、ドラマ、レポートなど多岐にわたります。人と企業・ブランドをつなぐコミュニケーションとして成果を出している、動画コンテンツの秀逸事例を紹介します。
動画コンテンツはあくまで、何かしらのマーケティング目的を達成するため、課題を解決するための手段にすぎません。そこでクリエイターに依頼をする前に、「目的(ミッション)」「目標(KPI)」「課題」「なぜ動画なのか?」を、言語化した上でオリエンをすることが大切です。
私が所属するナノ・ユニバースは2002年に創業したファッション・セレクトショップです。売上EC比率が45%を超えているという特徴があり、デジタルマーケティングに積極的に取り組む文化があります。そのような背景もあって、2014年よりコンテンツ強化のために内製で動画制作を行うチームが立ち上がることになりました。チームと言っても、立ち上げ当初メンバーは私ひとり。しかも私は動画制作の勉強や仕事をしていたわけではなく、ナノ・ユニバースにはグラフィックデザイナーとして入社しました。
まずもって、私のような人間がクリエイティブディレクションの極意、なんぞを語るのは非常におこがましいと思っています。よって、本稿はあくまでそれなりに経験を重ねたおっさんの戯言、と思って気楽にお読みいただければと思います。
僕がクリエイティブディレクターになったばかりの頃。たまたま開催された小学校の同窓会で、もらったばかりのクリエイティブディレクターの名刺を(ちょっと自慢気だったのかも知れません)手渡していた僕に、寿司屋になった友達が言いました。「クリエイティブディレクターって、なんていうか、いい役職なの?オマエのこと9割は信じているんだけど、なんか、1割うさんくさい。何コレ笑」。
「コンセプト」とは何か?この問いに明快に答えられる人は、ブランディング業務に携わっている人でさえも少ないのではないでしょうか。「コンセプト」は日常で触れる機会が多いにも関わらず、分かりやすい共通定義がなく、実に曖昧で、なんとなく扱われていることが多いのです。
コンセプトづくりの話をする前に、まずコンセプトとは何かから説明したいと思います。コンセプトとは、プロジェクトを推進する上での目指すべき開発の指針でありプロジェクト全体の設計図のことです。このコンセプトで良いか、プロジェクトに関わる全ての人間に対し合意をとることで、目指すべき目的の場所へ進めることができます。
ポップアップショップからファッションショーまで、イベントには多種多様なジャンルがあります。ここでは魅力的な体験をつくりだすことに成功した、イベントの秀逸事例を紹介します。
testブランド体験としての“深度”において、イベントは最も優れている手法だと言われます。またイベントはメディアの取材が入りやすいといったPR価値があるほか、ユーザーによる拡散も期待できるという強みを持っています。場合によっては、デジタルでバズを狙った企画を仕掛けるより、イベントのほうが効率が良いというケースもあるかもしれません。
はじめまして。体験デザインプロダクションTOWの井上です。当社はリアルイベントを中心に、デジタルや映像など様々な手法を統合的に組み合わせて、最適なブランド体験を生み出す、人々がココロやカラダを動かすようなコミュニケーション設計を目指しています。日々、現場でリアルイベントの企画から実施までをお手伝いさせていただいている立場から、考えていることをお話ししたいと思います。<