「パッケージ」の秀逸クリエイティブ事例
パッケージの役割は、販促手段としてのアイキャッチ効果や、適切な商品理解の促進、そして企業や商品の背後にある想いやストーリーを伝えるコミュニケーションツールとしての役割など多岐にわたります。ここでは、パッケージデザインのプロフェッショナルが選ぶ、パッケージの秀逸事例について紹介します。
テレビCMからソーシャルメディアの投稿まで、消費者との接点が格段に増えたことで、おのずと広告・コンテンツ制作が必要とされる場面も、そのバラエティが広がっています。担当者自らに制作スキルが求められるもの、外部のパートナーのディレクション力が求められるものがありますが、本特集では双方を織り交ぜながら、特にアウトプットの完成度を高める実践的ノウハウ・考え方を解説していきます。
パッケージの役割は、販促手段としてのアイキャッチ効果や、適切な商品理解の促進、そして企業や商品の背後にある想いやストーリーを伝えるコミュニケーションツールとしての役割など多岐にわたります。ここでは、パッケージデザインのプロフェッショナルが選ぶ、パッケージの秀逸事例について紹介します。
商品のネーミングは、比較的長く使用されるクリエイティブに分類されます。発売してから数年、ときに数十年後もその商品・サービス名が使われるのは珍しいことではないからです。
スーパーマーケットやコンビニエンスストア、量販店などで売られる商品の多くは、中身もパッケージのクオリティもよく似ていて、商品の違いが一目でわかりづらいようなものが多くなっています。
ダイレクトマーケティング活動のクリエイティブにおいては、顧客の行動に直結する重要な要素となるため、共感しやすさや、わかりやすさが求められます。ここでは、顧客のインサイトをとらえた、ポスター、DM、ECサイトの秀逸な事例を紹介します。
私は2019年のちょうど今頃、イスラエルのブッキングドットコムのオフィスにて、UX(ユーザー・エクスペリエンス)ライターのミートアップ Designing Copy に参加していました。会場ではグーグルやドロップボックスなど、テック企業のUXライターがスピーカーとして登壇し、100名を超える参加者が、次世代のコピーライティング「UXライティング」について、熱心に議論を交わしていました。
ダイレクトマーケティングの対義語は何かと考えてみると、近いのはマス・マーケティングでしょうか。顧客をマス(かたまり)と捉え、メッセージをそのマスにぶつけていく感覚。高度成長時代の大量生産、大量消費とも関係し、かつてはマーケティングの中心となる概念でした。
まず皆さんに、のっけから残念なことをお伝えしなくてはなりません。それは、直販広告の商品コピーはなかなか本気で読んでもらえない…ということです。そもそも消費者は「広告なんて、どうせ調子のいいことしか書かないでしょ!」と内心ではあまり信用していない。ちょっと気になっていた商品のコピーなら少しくらい読んでくれるかもしれませんが、途中でアキてしまえば価格だけ見てサッサと読み飛ばす。
ビジネスにおける文章には、プレスリリースや企画書など様々な種類があります。そのなかでもボディコピーは、陸上競技でいえば中距離走に位置するものだと思っています。陸上の中距離は800~1500mですが、文章でいったら200~800文字くらい。そう考えると、キャッチコピーは短距離の100m走の感覚に近く、記事広告などの1000文字を超える長文は長距離走というのが僕の勝手なイメージです。
コピーでは、ブランドや商品の特徴、隠れた魅力を簡潔に「価値」として表現することができます。過去の名作から最近話題になったものまで、広告コピーの秀逸事例を紹介します。
僕は20年以上コピーライターという職についていますが、その間じつにさまざまな種類の文章を書いてきました。グラフィック広告のキャッチフレーズ、ボディーコピー、CMのナレーションはいうに及ばず、商品パッケージの文言、プレスリリース用の文章から社長のスピーチ原稿、ブランドのステートメント、企業の経営理念まで、クライアントから求められれば、それがどんな種類のものであれ文章という形にしてきました。