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ロングセラーブランドのコミュニケーション戦略

きっかけは夏場の売上改善 アイデアマンの創業者が生んだヒロタ「シューアイス」

ヒロタ シューアイス

(左)1964(右)2024

明治期の文明開化を経て、西洋的なものが日常でも楽しまれはじめた1924年。廣田定一氏が自宅を改装して洋菓子の製造・販売を始めたことが、ヒロタの創業のきっかけだ。その後、シュークリームやマロングラッセを中心とした洋菓子を販売し、1949年には洋菓子のヒロタを設立した。

この成長を成し遂げた要因のひとつは、創業者である廣田氏のアイデアだった。新しいことへの挑戦にも積極的だったという廣田氏は、さまざまな施策をいち早く行うことで道を切りひらいてきた。たとえば、ヒロタの代名詞である4個入りのシュークリームは、当時4人家族が多かったことに着目した廣田氏のアイデアから生まれている。

こうして順調に成長を続けていたように見えるヒロタだが、ひとつ課題があった。洋菓子はどうしても夏になると売上が落ちてしまうのだ。どうにかできないかと苦慮を重ねた末に、廣田氏は「シュークリームの皮にアイスを詰めたらいいのでは」とひらめく。そして生まれたのが、60年間の長きにわたり愛され続けるシューアイスだ。

開発された当時は、夏のみの販売だったが、1980年代半ばからは通年で販売するように。現在も夏がもっとも売れ行きがよいものの、…

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