洋酒チョコの先駆け こだわりを守りながらも変革を進めたRummyの60年
1965年の発売から2025年で60周年を迎えるロッテの「Rummy(ラミー)」。ロッテには2024年に60周年を迎えた「Bacchus(バッカス)」もあるが、共に根強い人気を誇る洋酒入りチョコレートだ。
1965年の発売から2025年で60周年を迎えるロッテの「Rummy(ラミー)」。ロッテには2024年に60周年を迎えた「Bacchus(バッカス)」もあるが、共に根強い人気を誇る洋酒入りチョコレートだ。
1974年、日本初のコラーゲンを配合した基礎化粧品として誕生し、2024年に50周年を迎えた「ドモホルンリンクル」。漢方の製薬会社であった再春館製薬所が、「人間も自然の一部」という漢方の考え方と、同社の科学技術を掛け合わせ、化粧品開発に挑戦したことからブランドの歴史が始まった。
1969年、ヨックモックの設立と共に誕生した「シガール」。当時、量産型の焼き菓子は、安価で日持ちのするマーガリンやショートニングを使ったものが中心。「バターをたくさん使ったクッキーの量産や量販は難しい」というのが菓子業界の常識だった。この常識を覆したのが「シガール」だ。
2024年9月、発売30周年を迎えた有楽製菓の「ブラックサンダー」。多くの人に愛される「ブラックサンダー」が開発された背景には、1994年当時に主力商品だった「チョコナッツスリー」の存在があった。
香川県にルーツを持つテーブルマークが「冷凍讃岐さぬきうどん」で冷凍麺市場に参入したのは1974年のこと。発売当初は、チルド麺が主流だったうどん市場。全国的にはまだ無名だった「讃岐うどん」を広げたいという想いで開発が行われたという。
日々、多くの人が楽しむブラックコーヒー。しかし、『UCC BLACK無糖』が誕生した1994年当時の日本では、ミルク入りコーヒーが主流だった。UCC上島珈琲ではそれに先立つ1987年にブラックコーヒーを発売していたが、市場に受け入れられることはなく販売を終了したという。
1984年、アイスクリームブランド「Häagen-Dazs」の日本法人として設立されたハーゲンダッツ ジャパン。同ブランドの創始者ルーベン・マタス氏の信条でもある「誰もがおいしいと感じるアイスクリームは、シンプルな素材からしか生まれない」とのコンセプトは、日本法人にも受け継がれた。
1994年に創業したランジェリーブランド「PEACH JOHN」は、「元気、ハッピー、セクシィ」をコンセプトに掲げ、自分らしさを楽しむ女性に向けたアイテムを提供し続けてきた。カタログや電話等を通じた通信販売という形で、ブランド自体は会社設立以前の1988年から展開していたが当時、販売していたオリジナル商品「ボムバストブラ」のヒットを受けて1994年に法人化。
2024年に発売から45周年を迎えた、モランボンが販売する『ジャン焼肉の生だれ』。開発のきっかけとなったのは当時、外食事業を展開していたグループ会社が経営していた『焼肉店 モランボン』の顧客の声だった。来店した顧客から「家でもこの焼肉だれを使って焼肉を楽しみたい、このたれを分けてほしい」という声がよく上がっていたのだという。
鰹節専門店のにんべんの創業は1699年(元禄12年)。以後、300年以上にわたり、鰹節に携わり続けてきた。しかし1950年代になると、うま味調味料が普及。家庭で削った鰹節から、だしをとる習慣は薄れていった。一方で、店頭で削った鰹節を袋に入れて販売する事業者は以前からあったが、鰹節は削った瞬間から酸化が始まり風味が落ちてしまうため、その品質は芳しいものではなかった。