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ロングセラーブランドのコミュニケーション戦略

即席みそ汁の市場を開拓 定番の味を守り続けた永谷園「あさげ」の50年

永谷園 あさげ

(左)1974(右)2024

高度経済成長期を経た1970年代、女性の社会進出に伴い、主婦の家事負担が増えつつある中で既に登場していた即席みそ汁。手ごろで便利なものとして一部利用されていたが、手づくりのみそ汁とは程遠いもの。そこで永谷園は“家庭のみそ汁と遜色ない上質な味わい”の実現をとことん追求した。味噌の種類を吟味し、風味を劣化させないフリーズドライ製法を採用。さらに、みそ汁のおいしさに大きく影響する出汁や具材についても全国から素材を厳選し「あさげ」は遂に完成した。「あさげは、永谷園のDNAそのもの」。マーケティング企画部課長代理の藤村裕氏はそう話す。

永谷園のルーツは江戸時代中期に製茶業を営んでいた永谷宗七郎(のちの永谷宗円)。宗円は『お茶本来の上質な味と香りを、上流階級だけでなく一般の方にも愉しんでもらいたい』との想いで煎茶を発明した。「永谷園創業者・永谷嘉男は宗円の想いを引継ぎ、『あさげ』開発においてもおいしさに一切妥協しなかった。だからこそ、半世紀経った今も多くのお客さまにご愛顧いただけている」と藤村氏は話す。

1食10円が主流の中で40円という高価格だったにもかかわらず、その味わいから大ヒットした「あさげ」。1975年に「ゆうげ」、1976年に「ひるげ」を...

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