ここでは、コロナ禍以降、多くの人の注目を集めた事例について紹介します。
case 01
VAN GOGH - Distorsion Walkthrough Immersive Show
ゴッホの作品を映像と音楽で体験できるイマーシブショーです。美術という本来は“鑑賞”するものが、“体感”するものに変わるという体験に、シンプルに衝撃を受けました。ゴッホの作品の中に入り込んで寝転んでみたり、歩くと足元からゴッホの絵が広がったりと、“絵は見るもの”という常識が見事に覆されて、五感で楽しむことができました。オーセンティックなアートをDX化するという発想が見事だと思います(金田氏)。
case 02
ウェス・アンダーソンすぎる風景展
タイトルの通り映画監督ウェス・アンダーソンさんの作品を展示する企画展です。元は2022年に韓国ソウルで開催され、大好評となった展覧会で、日本に上陸した形になります。ご本人の作品が素晴らしいのはもちろんですが、空間のつくり自体も含め、ちゃんとデザインされて作品になっていたのが新しいポイントだと思いました。
ウェス・アンダーソンを知らなくても、可愛い空間で、SNS投稿をしたいという欲求から人々が集まって、結果的に本人の作...
あと60%