自主プレゼンはクライアントへのエール 大切なのは「魅力の『再』発見」
提案に際して、クライアントの真の課題(イシュー)を発見することは重要です。しかし実際問題、オリエンもファーストパーティーデータもなしでクライアントも目から鱗の真の課題を発見することは難易度が高い。そこで、自主プレゼンで「真の課題の発見」より大事なのは、第三者の立場からの、クライアントの企業・ブランド・商品・サービスの「魅力の(再)発見」だと思っています。
宣伝担当者が知っておきたいクリエイティブの基本
ここでは、コロナ禍以降、多くの人の注目を集めた事例について紹介します。
ゴッホの作品を映像と音楽で体験できるイマーシブショーです。美術という本来は“鑑賞”するものが、“体感”するものに変わるという体験に、シンプルに衝撃を受けました。ゴッホの作品の中に入り込んで寝転んでみたり、歩くと足元からゴッホの絵が広がったりと、“絵は見るもの”という常識が見事に覆されて、五感で楽しむことができました。オーセンティックなアートをDX化するという発想が見事だと思います(金田氏)。
Victorine Yok-Thot Sentilhes
C.Pomerleau-GRIDSPACE
C.Pomerleau-GRIDSPACE
Victorine Yok-Thot Sentilhes
Victorine Yok-Thot Sentilhes
タイトルの通り映画監督ウェス・アンダーソンさんの作品を展示する企画展です。元は2022年に韓国ソウルで開催され、大好評となった展覧会で、日本に上陸した形になります。ご本人の作品が素晴らしいのはもちろんですが、空間のつくり自体も含め、ちゃんとデザインされて作品になっていたのが新しいポイントだと思いました。
ウェス・アンダーソンを知らなくても、可愛い空間で、SNS投稿をしたいという欲求から人々が集まって、結果的に本人の作...