いま東京を離れて働き、暮らす理由
都心への一極集中が進む一方で、働き方改革にともなうテレワークの推進などによって、東京から離れて働く・暮らす流れが加速しています。本誌でも以前、カヤックが取り組む「鎌倉資本主義」を紹介しましたが、その流れはクリエイティブ業界にも広がり、山手線の外にオフィスを移すだけでも「遠い」と言われていたのは、すっかり過去の話になりました。そんな注目のエリアに昨年、新たにオフィスをオープンしたのが、PARTYの伊藤直樹さん。
広告、デザイン、ファッション、建築、写真、アートなど、さまざまな分野で活躍するクリエイターが参加し、クリエイティブの本質、発想の原点について語り合う。
都心への一極集中が進む一方で、働き方改革にともなうテレワークの推進などによって、東京から離れて働く・暮らす流れが加速しています。本誌でも以前、カヤックが取り組む「鎌倉資本主義」を紹介しましたが、その流れはクリエイティブ業界にも広がり、山手線の外にオフィスを移すだけでも「遠い」と言われていたのは、すっかり過去の話になりました。そんな注目のエリアに昨年、新たにオフィスをオープンしたのが、PARTYの伊藤直樹さん。
イギリス・ロンドンに拠点を置く非営利団体、D&AD(Design & Art Direction)が運営する「D&AD賞」は、デザインや広告の独創性を促し、支援することを目的に、1962年に創立されたクリエイティブアワード。57回目となる今回は、全35カテゴリーに2万6000点を超えるエントリーがあり、全世界から集まった270名以上の審査員によって審査が行われました。今年は6作品がブラックペンシル(最高賞)に選出。また近年では、日本からの参加点数も増加しています。
開会式までいよいよ1年を切り、チケット販売をはじめ大きな盛り上がりを見せる、東京オリンピック・パラリンピック。4月12日には、パラリンピックスポーツ初のオフィシャルゲームとなる『THE PEGASUS DREAM TOUR(ザ ペガサス ドリーム ツアー)』の制作が発表されました。今回の青山デザイン会議は、その制作に深く関わるクリエイター2人による特別編。
インターネットを介して、いつでも気軽にものが手に入る時代だからこそ、顔が見える相手から直接買いたい、大量生産されたプロダクトではなく一つひとつ丁寧につくられたものを使いたい……。ハンドメイドやクラフトが人気を集め、作家から直接購入できるイベントやネットショップが当たり前になった今、ものとの出会い方、そして売り手と買い手との関係は、少しずつ変わってきているようにも感じます。
今回の青山デザイン会議は、広告・映像業界のプロデューサーがプロダクションの垣根を超えて集まり、結成されたクリエイティブユニット「Beyond」とのコラボレーション。監督やクリエイティブディレクターから依頼を受け、CM音楽の指揮をとる「音楽プロデューサー」が一堂に会した対談企画です。音楽プロデュースは、小誌でも、これまでなかなか掘り下げられなかったテーマ。作曲家でもなく、アーティストでもない、しかしCM制作に欠かせない彼らは、日頃どのような仕事をし、どんなことを考えているのでしょうか。
「好きなことで、生きていく」。そんなYouTubeの広告が世の中を賑わせてから、はや数年。自分の好きなことを仕事にできたら……きっと、誰もが一度は、そんな理想を思い描いたことがあるでしょう。また、フリーランスをはじめ、これまでになかった仕事や働き方が注目を集めるとともに、さまざまなデバイスやサービスを活用することで、個人の可能性はますます広がっています。今回の青山デザイン会議に集まっていただいたのは、自分がやりたいと思った仕事を、たったひとりでつくり、今も活躍を続ける3人。
急速に進んだインターネットの進化、メディアやデバイスの変化に合わせてインターネット広告も多様な形に発展を遂げてきた。平成が終わるいま、ネット広告の黎明期から携わる4名のクリエイターに集まってもらい、その変遷をたどった。
多様性やダイバーシティが叫ばれる昨今、さまざまなアプローチで障害と向き合うクリエイターが登場しています。また、テクノロジーの進化もあって、障害という壁はかつてに比べて、低くなってきたようにも感じます。でも、それは本当でしょうか。
2018年もさまざまなクリエイターがエージェンシーから独立し、新たなスタートを切りました。その中で、エージェンシーでもない、クリエイティブブティックでもない、デザインコンサルやスタジオでもない…これまでにない形のクリエイティブ組織が新たに生まれています。会社という組織に縛られることなく、つくり手同士がフラットな関係でつながり、一つのチームをつくり、一から仕事に取り組む。その目的は、クリエイティビティを最大限に使って課題を解決し、よりよいアウトプットを世に送り出すことです。
映像メディアの広がりと共に、テレビ一強時代が終わり、人々が「いいね!」と思う表現の幅が広がってきています。かっこいい映像でもなく、かわいい何かが出てくる映像でもなく、世の中の人の共感を集める映像でもなく、「なんだかよくわからないけれど面白い」「ツボる」「一度見たらクセになる」「ヤバい」⋯、思わずそんなつぶやきが漏れてしまうような映像。