クリエイティブ職で活躍する人の中には、特定の分野だけでなく、さまざまな分野に関心を持つ人も多い。クリエイティブディレクターの山﨑晴太郎さんは美術大学出身ではないものの、演劇、写真、映像、空間デザインなどに幅広く興味を持ち、学んできた。多様な経験が自身のキャリアにどのように影響しているのだろうか。
異なる分野の原体験が表現に役立つ
いろいろな分野を勉強していますが、メインであるグラフィックデザインだけは自己流です。さまざまな場面で得た経験、身につけた知識が役に立っています。
昔から表現することが好きでした。幼少期から20年ほど演劇を続けていて、大学では現代文化学科で写真を勉強。在学中にはバックパッカーとして旅をしながら、ストリートチルドレンなどを撮っていました。並行してクラブイベントのオーガナイザーもしていて、…