MAKER⇔大企業 開発の新スタイル
大手メーカーの社内にイノベーションラボが新設されたり、ハッカソンスタイルのイベントが老舗企業にも広がるなど、大企業にスタートアップの精神を取り入れようとする動きが活発になっている。3Dプリンタの登場を契機に、ものづくり産業にインパクトを与えたメイカームーブメント(無数の個人がものの設計と流通を担う)は、大企業の中のエンジニアたちの力を開放し、個人やスタートアップと大企業の協業という新しい開発スタイルをもたらした。こうした動きと呼応するように、広告界でも、広告会社や制作会社が社内にラボを設け、ものづくりに乗り出すケースも増えている。