受験生に贈る100枚のメッセージ 関西学院大学法学部のオープンキャンパスの施策
高校生に、法学部の新しい価値を感じてもらうために。そして2日間で1万人以上が来校する場において、できるだけ多くの高校生とコミュニケーションを図るために。統一のメッセージはあえて設定せず、関学大OB、宣伝会議コピーライター養成講座OBを中心とした有志クリエイターそれぞれが、独自の視点でクリエイティブをつくり上げるという方向性を取りました。
UP TO WORKS
スポーツは観る人の心をつかんで離しません。大会が世界規模ともなれば、自国選手の活躍を求め、応援は国民的なうねりになります。華やかな世界ですが、競技以外のところでバッシングに苦しむアスリートもいます。水泳の瀬戸大也選手も苦い経験を持つひとり。社会からの批判や心ない中傷を受けながら、自らをみつめ直し再起をかけて厳しいトレーニングを重ねる姿に心を動かされるファンは多くいます。世界水泳2023日本代表として日の丸を背負う瀬戸選手へ、支援する企業が地元紙を通じてメッセージを送りました。「浮上」という今回のメッセージのキーワードと、瀬戸大也という選手のスケールの大きさをイメージしたとき、思い浮かんだモチーフが世界最大の水中生物「鯨」でした。鯨が水面に浮上するときに現れる「尾鰭」を象徴的なイラストで描き、そこにメッセージを乗せることで、より多くの人の心に届く原稿を目指しました。
(電通 コピーライター 蓬田智樹)
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