企業の特性や想いが込められているオウンドメディア。ここでは2人が選んだ秀逸事例を紹介します。
Case 01 メルカリ
「メルカリマガジン」
モノを所持することを通じて「人生の楽しみ方」「愛着あるモノをもつ喜び」などを伝えることで、メルカリというプラットフォームのもつ「誰かの不要なものが誰かにとって必要なものになる」というウォーミーな世界観を伝えることに寄与しています。こちらもCMや広告などで見る訴求とは一線を画した形で、企業としてのミッションを伝えることに成功している事例であると思います(平山氏)。
Case 02 ヤフー
「Yahoo!JAPAN SDGs」
SDGsの文脈から地球と日本の環境や持続可能性について考え、豊かな未来のきっかけを届けるメディアです。プラットフォームとしての強みを基盤に、Webメディアの実力派の編集者たちが丁寧にコンテンツを紡いでいます。個人的にはSDGs関連の行動変容をどのように計測しているのか気になるところです。表層的なポーズではなく、2030年までにSDGsのアクションをどのように社会全体に根付かせていくのか、企業の枠を飛び越えた今後の展開が楽しみです(清水氏)。
Case 03 ファーストリテイリング
「LifeWear magazine」
「普通の服」という「LifeWear」のコンセプトを、カルチャーの空気を内包したスタイリッシュなデザインとコンテンツで見せています。読み物を通して押しつけがましくなくユニクロの姿勢が伝わります。個人的には、2021年春夏号に掲載されていた村上春樹さんが服について語ったインタビューがとても好きでした。彼にとって服はどんな存在かを語った上でユニクロはどういう存在か?につながる一連の文章を読んでいると...