発売半年で60万食を突破 自社通販専売ブランド「白米どうぞ」がヒットするまで
味の素が販売している炊飯器専用調理料「白米どうぞ」が売れている。お米を炊飯する際に入れると糖が穏やかに吸収されるご飯が炊けることもあり、糖質ケアを必要としている消費者の間でも話題になっているという。発売後、半年で60万食を突破した「白米どうぞ」ヒットの仕掛け人に、売れるまでの背景を聞いた。
味の素が販売している炊飯器専用調理料「白米どうぞ」が売れている。お米を炊飯する際に入れると糖が穏やかに吸収されるご飯が炊けることもあり、糖質ケアを必要としている消費者の間でも話題になっているという。発売後、半年で60万食を突破した「白米どうぞ」ヒットの仕掛け人に、売れるまでの背景を聞いた。
2023年11月にUCC上島珈琲から発売した「YOINEDヨインド」が、コーヒー好きの間で話題沸騰している。予約を受け付けるや否や、年内目標売上をわずか5日で達成。直営店舗には開店待ちの列ができるほどの爆発的ヒット商品となった。2024年11月にも、第2弾として再び販売を開始した「YOINED」が人気になった理由に迫る。
2024年2月、ふくらはぎに特化した健康家電「ゴリラのひとつかみ」が発売された。販売元は、ニッチな商品開発で定評のあるドウシシャだ。発売するや否や、ECモールから商品が消えるほどの売れ行きで、現在も品薄状態が続いている。ライバルは着圧ソックス、価格は5000円(税別)。家電らしからぬ特徴が多い「ゴリラのひとつかみ」は、どのように開発されたのか。
ニチバンが展開する絆創膏ブランド「ケアリーヴ」シリーズが好調だ。治癒促進タイプの「ケアリーヴ治す力」は2012年3月の発売から3年で7倍以上の売上を達成。さらに、2024年現在は絆創膏市場3年連続売上数量No.1を誇る。ヒットの裏側には、「ケアリーヴ」が発売当初から販促施策のベースとして継続するサンプリングがあった。
縦に4つのチーズが並んだパッケージでおなじみのロングセラー商品「QBBベビーチーズ」などを製造販売する六甲バター。実は、同商品の陰で「QBBチーズデザート6P」シリーズが着実にヒットしている。2009年の発売後、当時は珍しかった「チーズデザート」カテゴリーを確立し、現在はチーズデザート市場の約7割のシェアで市場を牽引。今年、誕生から15周年を迎える同ブランドのマーケティング担当森崎友鹿氏に、ヒットの裏側を聞いた。
オアシスライフスタイルグループが展開するスーツに見える作業着、WWSが絶好調だ。2018年に商品化、現在は16カ月連続で前年同月の売上を更新するなど、勢いが止まらない。コロナ禍で競合が増加するも、その流れを追い風に認知を獲得。さらなる成長に繋げた。これまでのWWSの成長を、社長である関谷有三氏が自ら語る。
老舗化粧品会社の伊勢半が製造・販売しているアイメイクブランド「ヒロインメイク」。高い耐久力とカールキープ力が強みのマスカラを擁するブランドシリーズから、2006年に発売されたのが「マスカラリムーバー」。発売17年で累計出荷数1000万本※を達成したが、2023年9月からの約半年で1200万本を超える急成長を果たした。その背景にあったのは、多くの化粧品会社が打撃を受けるきっかけになった「コロナ禍」にあったという。
フジッコが誇るヨーグルトブランド「カスピ海ヨーグルト」シリーズから、2023年3月に発売された「まるごとSOYカスピ海ヨーグルト」。惣菜煮豆ブランドも展開するフジッコの強みを掛け合わせてできた同商品の売上が好調だという。ヒットの背景にあるのは、「ブランド力の活用」と「戦略的なプロモーション」「店頭施策」だ。
明治のミルクアイス「Dear Milk」が好調だ。乳製品以外、「何も足さない」がコンセプトの同商品は、発売以降1年間あえて全国展開をしてこなかったが、順調に売上を伸ばしている。その背景にあるのは、ロスなく確実に成果を生むスモールスタート戦略だ。
2023年1月に「The Music」が発売した「ミュージックキーホルダー」がZ世代をはじめとした若年層の間で大きな話題になっている。レコードやカセットテープなどのデザインで、「音楽を持ち歩ける」のが、同商品の特徴だ。