ビームス、劇場型のメガストアが横浜にオープン
日本に「セレクトショップ」という新しい概念を広げたビームスが、2026年に50周年を迎える。コミュニティを軸に据えた新ビジョンを体現する場として、2024年11月30日、新機軸を掲げた店舗「ビームスライフ横浜」を横浜にオープンした。食や古着など新たな要素を加えたメガストアでありながら、目指したのは「スタッフの顔が見える劇場のような店づくり」だという。
日本に「セレクトショップ」という新しい概念を広げたビームスが、2026年に50周年を迎える。コミュニティを軸に据えた新ビジョンを体現する場として、2024年11月30日、新機軸を掲げた店舗「ビームスライフ横浜」を横浜にオープンした。食や古着など新たな要素を加えたメガストアでありながら、目指したのは「スタッフの顔が見える劇場のような店づくり」だという。
全国各地に店舗を展開する企業は、エリアや出店している商業施設に合わせて商品構成や売り場の演出を変えるMD戦略を行っている。一方で、ブランドに対する顧客イメージを守りながらも企業として生き残るための新たな挑戦も必要だ。着物専門店「きものやまと」は自社ブランドの本質を再定義したショップを表参道に出店。現代のライフスタイルに合わせた店づくりに挑んでいる。
無印良品の商品を購入できる店舗が急速に増えている。自社店舗を積極的に増やす一方で、ローカルスーパーへの商品供給など新しい接点も導入しているためだ。そしてさらに挑むのが、宿泊施設「MUJI BASE」の店舗併設型施設。人口減少が著しい地域に宿泊滞在施設をつくることで新たな産業と労働環境をつくり、生活インフラにもなる。地域課題に向き合う新たなビジネスモデルの現場を取材した。
コロナ禍でオンラインでの購入が増加したことに伴い、実店舗の売上は減少。そのため、旗艦店のみを残すといった傾向が進むなかで、急速に出店を進めるのがネット発の家具・インテリアブランドのLロウヤOWYAだ。自社開発のオリジナル家具を紹介すべく、若手で構成されたチームがSNSを中心にコミュニケーションを重ね、ブランドのファンを一気に増やしてきた。多くの小売店がオンライン化を進めるいま、あえて出店を積極的に進める理由とは。
グローバルメイクアップブランドの「KATE」は2024年7月25日、ブランド誕生から27年目にして初となる旗艦店を渋谷の新たな商業施設「渋谷サクラステージ」に出店した。ヒット商品「リップモンスター」のWeb限定色を含むフルラインナップを触れて試せ、購入できる店舗となっている。AIを活用した顔印象分析や、その人だけに似合うメイクを提案する機器など、エンターテインメント性も加味した店舗を出店した狙いの先にあるものとは。
コロナ禍から一転、インバウンド需要の高まりで活況を呈すホテル業界。一方で、ホテルが林立するエリアでの後発者は、いかに新たな魅力を届けるかが肝となる。そのなかで、星野リゾートが新 たに手がけたホテル「星野リゾート 1955 東京ベイ」は、まるでテーマパークのような内観で新規 性を見せている。実は事業継承決定から急遽創り上げたコンセプトのもと、わずか1年で新たなオ ープンを実現したという同施設を取材した。
コロナ禍の苦境を経て、インバウンド復活などで活況にあるホテル業界。その基盤となるビジネスの軸を増やすべく、実はコロナ禍前から外販事業に力を入れる例が増えている。横浜のホテルニューグランドもその一例。ホテルで発祥した洋食メニューの冷凍食品などをオンライン商品として開発した一方で、自社ブランドの商品を販売できるスペースを確保すべく、敷地外に新たにショップを出店したその狙いとは?
2023年、ポップアップが話題となった「マムズタッチ」が日本に本格上陸した。韓国で最も店舗数が多いバーガー&チキンブランドで、店舗にレジカウンターはなく、注文もオンラインまたはセルフで行う。さらに、ファストフードでは珍しく座席予約も可能だ。海外展開も積極的で、日本進出で4カ国目。この春、話題の店の仕掛けとローカライズ戦略について追った。
昨今、環境配慮への推進により、リサイクル素材を使った製品や店舗づくりは珍しいものではなくなったが、1993年のブランド開始当時からこだわり続けているのがスイス発のフライターグだ。リニューアル工事の過程でも可能な限り廃棄物を出さないことを徹底するその精神性は、次世代のファンからも支持されている。流通センターのようなつくりを目指した店舗づくりにもアップサイクルへの考え方を随所に反映している。
「AMAM DACOTAN」「I'm donut?」など、出店する度に行列が生まれるベーカリーを複数展開するヒラコンシェ。同社の最も新しいブランド「dacō」の2号店が東京・お茶の水にオープン。カフェ併設型店舗の中心には、パンの製造工程が見えるファクトリーを配し、手づくりにこだわる店の魅力を楽しめる仕掛けがあった。