ホテルの新たな屋台骨・外販を強化 歴史を色濃く投影した新ブランドの路面店
コロナ禍の苦境を経て、インバウンド復活などで活況にあるホテル業界。その基盤となるビジネスの軸を増やすべく、実はコロナ禍前から外販事業に力を入れる例が増えている。横浜のホテルニューグランドもその一例。ホテルで発祥した洋食メニューの冷凍食品などをオンライン商品として開発した一方で、自社ブランドの商品を販売できるスペースを確保すべく、敷地外に新たにショップを出店したその狙いとは?
コロナ禍の苦境を経て、インバウンド復活などで活況にあるホテル業界。その基盤となるビジネスの軸を増やすべく、実はコロナ禍前から外販事業に力を入れる例が増えている。横浜のホテルニューグランドもその一例。ホテルで発祥した洋食メニューの冷凍食品などをオンライン商品として開発した一方で、自社ブランドの商品を販売できるスペースを確保すべく、敷地外に新たにショップを出店したその狙いとは?
2023年、ポップアップが話題となった「マムズタッチ」が日本に本格上陸した。韓国で最も店舗数が多いバーガー&チキンブランドで、店舗にレジカウンターはなく、注文もオンラインまたはセルフで行う。さらに、ファストフードでは珍しく座席予約も可能だ。海外展開も積極的で、日本進出で4カ国目。この春、話題の店の仕掛けとローカライズ戦略について追った。
昨今、環境配慮への推進により、リサイクル素材を使った製品や店舗づくりは珍しいものではなくなったが、1993年のブランド開始当時からこだわり続けているのがスイス発のフライターグだ。リニューアル工事の過程でも可能な限り廃棄物を出さないことを徹底するその精神性は、次世代のファンからも支持されている。流通センターのようなつくりを目指した店舗づくりにもアップサイクルへの考え方を随所に反映している。
「AMAM DACOTAN」「I'm donut?」など、出店する度に行列が生まれるベーカリーを複数展開するヒラコンシェ。同社の最も新しいブランド「dacō」の2号店が東京・お茶の水にオープン。カフェ併設型店舗の中心には、パンの製造工程が見えるファクトリーを配し、手づくりにこだわる店の魅力を楽しめる仕掛けがあった。
東京都下で初めて民間業者による委託でのPark-PFI事業事例となった都立明治公園内に、ゴールドウインが新業態の店舗を出店。園内で使えるアウトドアグッズのレンタルサービスや、ワークショップなど、新たな顧客価値として「モノ・コト・トキ」を提供する店舗づくりとは。
Tシャツを中心とするアパレルやライフスタイルアイテムを展開するグラニフが東阪で大型店舗を続けて出店。東京・原宿には初めてのカフェを併設した過去最大面積の旗艦店をオープンした。オンライン販売の普及で実店舗の集約やコンパクト化が進むなか、真逆の戦略の意図とは?
ライフスタイルアイテムを扱うプラザが新たに出店したのは、オントレンドの商品を集めた「PLAZA NEWSSTAND」という新業態店。自社戦略にはなかったエリアへの出店誘致を機に、新サービスの導入やAIを活用した実証実験など独自の企画のテストマーケティングに挑戦している。
代官山駅前の複合施設「Forestgate Daikanyama」にオープンした「日本食品総合研究所」は、食の新たな文化を生み出すプラットフォームを目指している。施設内に4店舗を展開し、企業や自治体とのプロジェクトベースで商品開発の企画からテストマーケティングまでニーズに応じて活用する。
都心では次々と新たな商業ビルの建設やリノベーションが進んでいる。震災の多い日本での耐震問題など避けられない事情も多いが、顧客を失うリスクもあるリニューアル。時代に向き合いながらも、顧客からの印象を維持するリニューアルに、代官山のランドマーク的存在のレストランとカフェが挑んだ。
東急グループは、これまで渋谷駅を中心としたとした再開発プロジェクトに加え、徒歩圏内の魅力あるまちも含めた「広域渋谷圏(GreaterSHIBUYA)」におけるまちづくりを進めてきた。そして現在、「働く」「遊ぶ」「暮らす」の融合と、その基盤となる「デジタル」「サステナブル」に取り組むことで生み出す「渋谷型都市ライフ」の実現に取り組んでいる。2023年8月18日にオープンした「大橋会館」は、東急田園都市線で渋谷から1駅の池尻大橋駅の近く、間には代官山エリアも挟んだ街歩きの人気エリアに隣接した場所に位置している。