ファイントゥデイが展開する「uno」は2016年からスキンケア、2019年には他ブランドに先駆けてメイクカテゴリーへ進出。10月からは「SUIT SQUARE」店頭での販売も開始し、メンズメイク市場拡大を進めている。
DATA
商品名:uno「クリームパーフェクション」「フェイスカラークリエイター」
希望小売価格:オープン価格
主な販路:ドラッグストア、オンラインショップなど
スキンケア、メイクカテゴリーでNo.1を獲得
──unoブランドでスキンケア、メイクカテゴリーのラインアップを展開し始めたのはいつからですか。
徳田:スキンケアは2016年、メイクは2019年からです。
unoブランドは1992年にヘアスタイリング剤からスタートしています。unoはイタリア語で1という意味。男性を一番かっこよくしたいという思いから名づけられています。
誕生以来、「1」にもいろんな意味があると思うのですが、unoはかつての「何事でも常にトップであれというナンバー1志向」から、多様性を重んじる現代の「自分らしく輝くべきというオンリー1志向」まで、常に世の中の流れに寄り添って成長を続けてきました。
──スキンケア、メイクそれぞれの販売動向はいかがですか。
徳田:スキンケアシリーズの「ウーノオールインワン」シリーズは男性用クリーム市場の売上No.1(※1)ブランドです。メイクラインアップの「フェイスカラークリエイター」は累計出荷数195万個を突破し、現在も伸長し続けています。
※1 インテージSRI+男性用フェースケアクリーム市場2020年1月~2023年5月累計販売金額主要シリーズランキング
メイクにチャレンジしてもらうための環境づくり
──「クリームパーフェクション」、「フェイスカラークリエイター」ではそれぞれ、どのようなプロモーションを行ってきたのでしょうか。
徳田:メイクラインアップを発売した2019年時点で、男性向けのメイク市場というのはほぼ存在していませんでした。その当時は社内でも、メンズメイク商品を出す価値があるのか、と議論になったと聞いています。
市場が未成熟ということは、すなわち、日常的に購入する生活者がまだ少ないとも捉えられると思います。そう考えると、消費者にとっては購入することにハードルを感じる場合も多いのではと仮説立てられますよね。
そこで、プロモーションではスキンケアも含めブランドが...