くもん出版(東京・港)が7月1日、紀伊國屋書店玉川高島屋店内に同社の直営コーナーとなる「KUMON PARK(くもんパーク)」を開設した。2016年5月に紀伊國屋書店ららぽーと豊洲店内にオープンした「KUMON PARKららぽーと豊洲店」に次ぐ2店舗め。
開設の背景について、同社営業部営業企画チームの山田陽子氏は、「社員が直接お客さまとふれ合う場の重要性や、保護者の方にわが子の可能性を実感いただける場の必要性を感じていたところ、児童書や知育商品の品揃えに深いこだわりをお持ちの紀伊國屋書店さまとの出会いがあった」と話す。
1店舗めの紀伊國屋書店ららぽーと豊洲店では、「KUMON PARK」開設後の2016年における同社商品の売上が前年比320%と大幅に増加。販売促進そのものを目標としていたわけではなかったが、同社の商品を見て、ふれて、体験できる場所にするというコンセプトを大事にしたことで商品をより深く理解してもらい、結果的に売り上げにもつながったという。同コーナーへは、2019年6月末時点で11万組以上の親子が来店した。
「KUMON PARK」には、毎日11時から18時半までの間、商品知識を備えたスタッフが常駐。担当部署以外の社員や役員、社長も含めた全社員が交代で売り場に立っており、商品を体験した子どもや保護者の笑顔にふれるうち、自社商品が子どもたちの成長の一助になっていると実感でき、新たな価値創造の場として大きな位置づけになっているという。