フェンダーミュージックは6月15日、同社の有する最高峰のギターを制作する部門「FENDER CUSTOM SHOP」のイベント「FENDER CUSTOM SHOP EXPERIENCE」を開催。「ラフォーレミュージアム原宿」と「表参道ヒルズ スペースオー」の2会場で行われ、約1万2000人が来場した。
ミュージシャンと共に歩んできたフェンダーの歴史、技術力や品質、最新製品についての認知を高める目的で実施した。フェンダーミュージックは昨年6月にも、ミュージシャンが持つ特別仕様のギター(ベース)を、一般のプレイヤーの手にもわたるようにしたシリーズ「フェンダーアーティストモデル」の30周年を記念した展示会「FENDER CUSTOM SHOP EXHIBITION」を開催しており、9000人超が来場。これに手応えを得て、規模の拡大に至った。
展示会場(原宿)では、フェンダーの最新ギターやミュージシャンが所有する実機コレクションの展示に加え、同ブランドについて春畑道哉(TUBE)や岸谷香のトークショーを実施した。実機が展示されたミュージシャンはほかに、INORAN(LUNA SEA)、Ken(L’Arc~en~Ciel)、新藤 晴一(ポルノグラフィティ)、水野 良樹(いきものがかり)など12人。
また、ステージ会場(表参道)では、フェンダーの楽器づくりを手がけるシニアマスタービルダーが登場し、出演アーティストが自分の夢の一本をオーダーするトークショーが繰り広げられ、一夜限りのスペシャルライヴも行われた。
昨年実施のイベントの2倍近くに上るメディアが取材に訪れ、展示した製品を試しに演奏したいという予約や問い合わせは想定の1.5倍に上った。
「ブランドとして1万人を魅了するイベントを実施できるのかは、ひとつの挑戦でした。楽器ファンだけでなく、より広い音楽ファンのお客さまから多くの関心をお寄せいただけた」(フェンダーミュージック マーケティングディレクター 高橋一平)