イオンリテールは、味の素が推奨する栄養プログラム「勝ち飯」のコンセプトを取り入れた弁当を、5月29日から、本州・四国の「イオン」「イオンスタイル」約400店舗で発売している。
味の素は2003年から、トップアスリートのコンディションをサポートする、「ビクトリープロジェクト」を実施してきた。
「そこで培った栄養管理や献立作りのノウハウを毎日の食卓にも生かしたいという思いが、一般の人に向けた『勝ち飯』の提案につながりました」(イオンリテール 広報部 大瀧和孝氏)
味の素とは以前から「イオン」や「イオンスタイル」の店頭で「勝ち飯」のレシピを紹介するイベントを続けてきた縁もあり、今回のコラボレーション弁当の開発につながった。
ターゲットはスポーツにかかわる10歳代~20歳代や、冷凍食品や総菜の利用率が高い30歳代~40歳代の単身世帯。2020年の世界大会開催が予定されているなかで、アスリートを身近に感じられるような商品を提供し、消費者に売り場や商品自体への関心を高めることを目指す。
大瀧氏は「メニューは、栄養バランスを考慮し、野菜もたんぱく質もとれる商品を企画・開発しました。しっかりとしたボリュームに、食欲をそそる"ガッツリ系"のおかずも入れ、若い世代にも満足いただける商品に仕上げました」と話す。
販売は好調で、店の利用客のほか社員や店舗内テナントのスタッフの評判もよく、リピーターが増えているという。今後は2020年8月まで、メニューを入れ替えながら、販売を続ける予定。