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Francfranc(東京・渋谷)は4月20日、新ブランド「MODERN WORKS(モダンワークス)」の期間限定ショップ「AOYAMA Limited Store」(東京・港)をオープンした。店舗面積は約793平方メートルで、800点~900点の家具を取り扱う。同日には、オンラインストアもオープンした。
「MODERN WORKS」では、低価格なものからデザイナーズまで幅広い選択肢が存在する家具市場で、「デザイン」「クオリティ(品質)」「プライス(価格)」の3つのバランスが取れた商品作りを目指す。ターゲットは都会での暮らしを楽しむ30歳代~50歳代の人。
「AOYAMA Limited Store」では、あえて現金決済ができないようにした。支払いは、店舗の商品に添えた二次元コードをスマートフォンで読み取るとアクセスできるオンラインストアから購入するしくみ。
こうした店舗形態を選んだ理由について、Francfrancの井上和亮氏(モダンワークス部 部長)は、「海外では都心に住む消費者のニーズに合わせ、ショールーミング型を採用する家具ブランドも現れています。そういった消費者の購買行動の変化に着目し、今回は『AOYAMA Limited Store』で試験的に取り入れることとしました」と話す。
商品を開発する上では、「掲げた3つの価値のうち『クオリティ』と『プライス』のバランスを取るのが難しかった」(井上氏)
「AOYAMA Limited Store」の出店期間は2020年2月までの予定だが、延長の可能性もあるという。今後の出店は、同店と、4月23日にオープンした「みなとみらい東急スクエア店」(横浜市)の手応えをもとに検討する。