問題を一気に解決するシンプルなアイデア
美大生の頃から憧れ、影響を受けていたデザインがあります。それは、坂茂さんがデザインされた四角いトイレットペーパーです。
美大生の頃から憧れ、影響を受けていたデザインがあります。それは、坂茂さんがデザインされた四角いトイレットペーパーです。
「カドケシ」を知ったのは、高校生のとき。「カド」が28個ついた消しゴムは見たことがなく、形も独特です。文房具店で「面白い消しゴムがある!」と気付き、自分で買った覚えがあります。
2021年に東京・南青山にあるgalerie a(ギャルリ アー)というギャラリーでアーティストの本池大介さんの展覧会が開催されました。galerie aは、オーナーの秋吉伸彦さんが作家に創作の種のようなものを与え、それをもとに生まれた作品が展示される場です。
僕は20代の頃、アーティストの椿昇さんのアシスタントをしていて、2003年頃、椿さんの作品制作のために、バングラデシュに取材へ行くことになりました。
テクノミュージシャンのAphex Twin(エイフェックス・ツイン)のアルバム「Selected Ambient Works 85-29」を買ったのは、16歳の頃。今のようにインターネットは普及していなかったので、何か趣味を深掘りするには、必ずお金が必要でした。
高校3年生のある日、中学時代の同級生と久しぶりに会う約束をして、地元の福岡にある福岡市美術館に行くことになりました。当時、僕は進路に悩んでいて、目標もなく、やりたいことも見つからず、そのことを友だちに話しながら美術館に向かっていました。
日本の伝統的なパッケージを集めた写真集『HIDEYUKI OKA HOW TO WRAP 5 MORE EGGS』(John Weatherhill) と出会ったのは私が30歳の頃。当時働いていたデザイン会社、ドラフトのライブラリーで、パッケージ関連の資料を探していたとき目に留まり、手に取ったのが最初だったと思います。
僕が大学3年生だった1995年、東京・銀座にあった「クリエイションギャラリーG8」でグラフィックデザイナーの原研哉さんと佐藤卓さんがデザインしたパッケージを写真家の藤井保さんが撮影し、その作品を展示した企画展「SKELETON」が開催されました。
渋谷パルコの地下にあった洋書を扱う書店「ロゴス」が好きで、学生の頃から通っていました。デザイナーとして働くようになって数年経った2002年、ロゴスの店頭に並んでいたのが、『VISIONAIRE (ビジョネア)38 LOVE TIFFANY& CO.』(VISIONAIRE PUBLISHING)です。
『アイデアのつくり方』(CCCメディアハウス)を初めて手にしたのは、美大受験の予備校に通っていたとき。同じ予備校で尊敬していた友人に。この本いいよ」と薦められたのがきっかけです。その友だちはアートやデザインに詳しいだけではなく、流行の半歩先を颯爽と走っているような人。感度が高く知的で、今から30年以上前に「デザインは表層的なものではなく、経済も動かす」といった話をしていたほどです。そんな友人がすすめるなら間違いないだろうと、買ってみました。