デザインを自分なりに読み解き 記憶に蓄積する
大学生の頃、校内の図書館でグラフィックデザインの年鑑を片っ端から見ていた時期があります。当時はまだ、ネットでデザインの事例をまとめて見ることができませんでした。
大学生の頃、校内の図書館でグラフィックデザインの年鑑を片っ端から見ていた時期があります。当時はまだ、ネットでデザインの事例をまとめて見ることができませんでした。
山田詠美さんの『ぼくは勉強ができない』は、高校生の頃から何度も読み返している小説です。
1973年にアメリカで発行された写真集『The Best of LIFE』は、僕にとって“座右の銘”ならぬ“座右の書”のような大切な存在です。
深澤直人さんがデザインした「壁掛式CDプレーヤー」の存在を知ったのは、三菱鉛筆のインハウスデザイナーとして働き始めて9年ほど経った2000年ごろのこと。
私は、タイポグラフィを中心としたブックデザインやエディトリアルデザインを手がけています。
幼い頃の私にとって、スーパーマーケットは忙しく見て回る場所でした。お菓子や加工食品、日用品など、あらゆる商品を隅から隅まで見て回り、「これは素敵」「これは嫌い」と勝手に品定めをして。
横尾忠則さんの作品と出会ったのは、高校1年生の頃。美術の先生が持っていた横尾さんの作品集を、何かのきっかけで見せてもらいました。
私の美意識の基盤となっているデザインのひとつが、資生堂の「唐草模様」です。唐草模様は、植物の蔦やツルをモチーフにした文様で、古代メソポタミアからシルクロードを渡り、唐の時代に日本に伝わったといわれています。
高校生のとき、佐藤可士和さんがデザインされたNTTドコモの携帯電話「N702iD」を使っていました。
私の両親は、神戸市長田区で酒屋を営んでいました。自宅の1階に店舗がある、いわゆる町の酒屋です。特に夕方が忙しかったので、幼稚園児の私が1人で過ごしても退屈しないように、両親は絵本を定期購読してくれていました。