想像力をかき立てる 抽象表現と余白の効果
無印良品で販売している動物の絵柄入りプリントTシャツのデザインとイラストを、2007年から担当しています。無印良品キャンプ場のポスターのビジュアル用に描いたてんとう虫や芋虫などのイラストを、Tシャツにも展開したのが始まりです。
無印良品で販売している動物の絵柄入りプリントTシャツのデザインとイラストを、2007年から担当しています。無印良品キャンプ場のポスターのビジュアル用に描いたてんとう虫や芋虫などのイラストを、Tシャツにも展開したのが始まりです。
石岡瑛子さんが手がけたパルコの広告を初めて見たのは、高校生か美大生の頃だったと思います。リアルタイムではなく、作品集や雑誌などで見たのが最初です。
元々デザイナーになりたかったわけではないんです。中央大学に通っていた60年代の終わり、世は学生運動真っ只中で、とてもじゃないけど学校なんて行けたもんじゃありませんでした。代わりに出入りしていたのが、友だちがいた東京藝術大学。
抽象的な絵ばかり描いていた、ちょっと風変わりな子どもでした。私が抽象表現に目覚めたのは、1970年に開催された日本万国博覧会(通称、大阪万博)で、芸術家の岡本太郎さんがデザインを手がけた「太陽の塔」を見たことがきっかけです。
パッケージが「変わらない」って、すごいことだと思うんです。1983年生まれ、大塚製薬の「カロリーメイト」のことです。アートディレクションとデザインはライトパブリシティ 細谷巖さん、タイポグラフィは深野匡さんによるもの。発売から今に至るまで、ロゴの微調整以外はパッケージデザインがほぼ変わらないといいます。
高校3年生の時、兵庫県の地元の書店で出会ったのが、2冊の『Dazed & Confused』でした。表紙は「笑いながら燃える女性」の号と、「女性の胸の部分がスクラッチできるようになっている」号。
三重県の海に面した鳥羽市の生まれです。絵を描くことが得意で、でもファインアートでは食べていけないような気がして、商業美術であるデザインを学ぼうと美大を目指しました。
美術系の高校を出て、そのまま武蔵野美術大学の視覚デザイン科に進みました。当時ハマっていたのは、アメリカのサブカルチャー。レコードジャケットのデザイン、イベントのフライヤーのレタリングなど、平面上の表現をいかにかっこいいものにするか、を考えていて。そんな頃に、大学の授業で見せてもらったのが、ブルーノ・ムナーリの絵本『きりのなかのサーカス』でした。
29歳のころだったと思う。私の住む富山県のおとなり石川県に、「金沢21世紀美術館」がオープンした。デザイン道場のような、デザイン愛いっぱい・厳しさいっぱいの会社を7年で辞めて、2年ほどたった頃だった。
小学生の頃、何かいいことがあると決まって連れて行ってもらえたのが、デパートのサンリオショップでした。お店の世界観もさることながら、グッズの展開に心を奪われていて。