名刺管理サービスを提供するSansanは12月10、11日の両日、もらった名刺を奉納し、データ化できるイベント「Sanan 名刺納め祭 2019」を神田明神(東京・千代田)で開催した。2日間で1万枚を超える名刺が奉納された。
来場者からは「名刺を捨てられずに困っていたので、奉納することで心置きなく手放せてよかった」「来年もやってほしい」などの声があった。「名刺を奉納することで物理的にも心理的にもスッキリし、来年のビジネスの発展につなげていただきたいという目標は達成できた」と、Sansan広報の武田春香氏は話す。ソーシャルメディアでも「おもしろい取り組み」「ほかの地域でもやってほしい」と話題になったという。
2015年から毎年開催している。Sansanのサービス利用者から、データ化した後の紙の名刺の管理について「捨てるのも相手に失礼な気がする」「個人情報なのでどう処分したらいいのかわからない」といった意見が寄せられていたことが企画の発端。
イベントは、2020年以降も開催する予定。