森永製菓が、プロテイン飲料を提供するサーバーをリニューアルし、全国のフィットネスクラブを中心に設置場所を広げようとしている。
プロテイン粉末を詰まりにくくし、安定的にサーブできるように改良した。また、材質の異なる粉末を溶かす技術を開発、選べるプロテイン飲料を2種類から4種類に増やした。
フィットネスクラブの会員システムと連携してキャッシュレス化を行い、利便性も向上。プロテインを摂取したことのない、30歳代以上の施設利用者の取り込みを狙う。
森永製菓がプロテインサーバーを展開する背景には、プロテインによる身体づくりが一般化したことや、高齢化にともない、栄養素としてのタンパク質の摂取意向が高まっていることなどがある。ボタンを押すだけでプロテイン飲料がつくれるサーバーの手軽さを生かし、タンパク質を摂取する習慣を新たに生み出したい考え。
リニューアル後の設置状況は「計画通りに推移している」と、森永製菓 東京支店 販売担当次長の奈倉祐介氏は話す。
今後は、プロスポーツチームや学校、高齢者施設などに設置場所を拡大する。