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ディーゼルは2019年12月3日、分譲マンション「ディーゼル ウィンウッド・コンドミニアム」の発売を機に、「史上最高額のTシャツ」とうたったオンライン動画や、ビジュアルを公開した。
動画は、「Tシャツの価格を39万9000ドル(約4364万円)~550万ドル(約6億163万円)で販売し、それぞれの前身頃にプリントされた間取りの部屋が"無料"で付いてくる」という内容。
実際には逆で、部屋を購入するとTシャツが付いてくるという企画。「不動産事業への参入を、私たちらしい方法で知ってもらうために、ファッションのエントリーポイントであるTシャツを活用することを思いつきました」と話すのは、ディーゼルでライセンシング・クリエイティブ・ディレクターを務めるアンドレア・ロッソ氏だ。
「まだ、はじまったばかりの施策ですが、販売面でプラスの結果をもたらすと確信しています」
ディーゼルは2018年11月、不動産会社ベル・インベストグループとともに、不動産事業への参入を発表した。「ディーゼル ウィンウッド・コンドミニアム」を建てた米フロリダ州マイアミ市ウィンウッドは、ギャラリーやブティックの多いエリア。
内装は、「ディーゼル リビング」の世界観を反映した。2008年に立ち上がったホームコレクションラインだ。
「今日、住宅は以前よりもはるかに多くの時間を過ごす場所となりました。住宅はライフスタイルを表現するシンボルにもなります。当社は不動産分野で、さらに多くのビジネスを開始することを目的として、より構造的な取り組みを準備しています。今回の企画に対する反応は、本当に肯定的でした。単にアイロニカルなキャンペーンというだけでなく、私たちの製品についても、人々が私たちのアプローチを理解することを願っています」(ロッソ氏)