佐賀県は2019年12月5日から7日にかけ、陶片でつくられたピアスを販売するイベントを開催した。目標の300人を上回る540人が来場。会場は、「OPEN BASE SHIBUYA」(東京・渋谷)。県の情報発信プロジェクト「サガプライズ!」の一環。
「耳と陶片のマッチングイベント"おみみあい"」と題し、唐津、伊万里、武雄、嬉野、有田の5市町によるやきものの伝統技術を生かしたカジュアルブランド「HIZEN5(ヒゼンファイブ)」をアピールした。
各地のやきものの陶片で製作したピアスは、すべて一点物。"おみみあい"では、会場に設置した機械で耳の形を読み取り、いくつかの質問に対する回答を基に、その人に合ったやきものの産地とピアス形状、サイズを提案した。
体験自体は無料で、ピアスは1000円で販売した。陶片ピアスを複数個購入する人もいた。さらにブランドのInstagramアカウントをフォローし、投稿した人には、さらに割り引きを実施。通常価格は1980円という。
「今回は情報発信という位置づけでしたが、良い事例となりました。地元でもブランド独自の展開ができるよう、フィードバックし、県のやきもの文化を、よりたくさんの人に楽しんでもらいたいと考えています」(佐賀県政策部 広報広聴課 サガプライズ!担当の宮﨑由希氏)