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リブランディングでアイテムゾーンを拡大 顧客の体験価値を高める大型店化の背景

グラニフ東京

2023.12.21OPEN グラニフ東京

Tシャツを中心とするアパレルやライフスタイルアイテムを展開するグラニフが東阪で大型店舗を続けて出店。東京・原宿には初めてのカフェを併設した過去最大面積の旗艦店をオープンした。オンライン販売の普及で実店舗の集約やコンパクト化が進むなか、真逆の戦略の意図とは?

1階は中央のシーズンアイテムを囲むように4つのゾーンを配置。透け感のある白に統一した什器や鏡でシンプルに仕上げ、商品のプリントがより映えるように。

オンラインショッピングの普及によって実店舗を集約していた過渡期を経て、既存店のコピー&ペーストではなく、エリアごとの特性や出店施設のコンセプトに合わせるなど新たな試みを行う事例が増えている。

2000年にプリントTシャツの製造と販売からスタートしたグラニフは、現在国内に91店舗を出店している。創業当初は15坪から20坪程度の店舗が中心であったが、徐々に増床。現在では50坪から100坪の店舗での出店を進めており、2024年度は狭い既存店をエリア内でのスクラップアンドビルドも含めて整理しながら、年間10~15店舗は増やしていく計画だ。

その旗艦店として2023年12月21日、東京・原宿にオープンした「グラニフ東京」は、129.59坪で2フロア構成と、同社史上最大の店舗面積になる。既に原宿には旗艦店を構えていたが、より大きな場所を求めて今回の出店に至った。店内はショップ・イン・ショップのスタイルを採用し、製品カテゴリーやキャラクターなど8つのゾーンに分けて構成されている。大型店舗としては、同年4月28日に神奈川県平塚市の「THE OUTLETS SHONAN HIRATSUKA」に124.36坪の店舗を、10月3日に大阪・心斎橋の80.38坪の路面店「グラニフ ストア&アート心斎橋」をオープンし、同店限定でアート作品の展示・販売を行っている。

現在のグラニフは、Tシャツ以外のアパレルアイテムの展開に加え、マグカップなどのライフスタイルアイテムやレイングッズ、アウトドアグッズなど商品の種類は多岐にわたる。最大面積を誇る店舗でも現行製品の全てを並べることはできないほどのアイテム数がある。

グラニフ東京限定販売のベロアのトラックジャケットとトラックパンツなど、グラニフオリジナルのキャラクターを使ったアイテムが並ぶコーナー。

リブランディング初期から人気のトートバッグやソックスから、今冬初めて登場したダウンマフラーなどファッション小物も揃う。

アニメ『エヴァンゲリオン新劇場版』とのコラボレーションでは、グラニフ東京限定でスケートボードを販売。既存店よりもゆとりのあるディスプレイで、コラボレーションの展開アイテムがよりわかりやすくなっている。

原宿という観光客ニーズとインバウンド需要も意識し、オリジナルキャラクターを漢字で表現したTシャツとパーカーを販売。

全国の店舗で販売している映画『グレムリン』コラボレーションでも、グラニフ東京の店舗限定アイテムを展開している。

©カラー GREMLINS and all related characters and elements © & TM Warner Bros. Entertainment Inc. WB SHIELD: TM & © WBEI. (s23)

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