受験生に贈る100枚のメッセージ 関西学院大学法学部のオープンキャンパスの施策
高校生に、法学部の新しい価値を感じてもらうために。そして2日間で1万人以上が来校する場において、できるだけ多くの高校生とコミュニケーションを図るために。統一のメッセージはあえて設定せず、関学大OB、宣伝会議コピーライター養成講座OBを中心とした有志クリエイターそれぞれが、独自の視点でクリエイティブをつくり上げるという方向性を取りました。
UP TO WORKS
普通とは、奇跡だということ。
普通にあたたかい気候。
普通にすごしやすい環境。
普通にやさしい人柄。
普通にお茶とみかんがある食卓。
それらは奇跡だったということ。
でも、忘れてはいけない。
争いはそんな普通のなかに
隠れているということを。
一人ひとりの思いと行動が、
明日の平和につながっているということを。
静岡新聞SBS
さまざまな点において、静岡は日本の平均だといわれています。静岡新聞SBSは、そのことを自虐的に笑い飛ばしたり、これまでを超えていこうと呼びかけることで、静岡のみなさんの背中を押してきました。でも、今回の戦争で、その普通こそが、何よりも大切なものであるとあらためて気が付きました。普通に暮らせる。その喜びを噛み締めながら、それだけでなく、そんな普通のなかに争いが潜んでいることについても考える。そのきっかけになれたらうれしいです。
(上田家 コピーライター 上田浩和)
本企画は3月の前半に世界の状況をみて、静岡新聞の皆さんに企画のご提案をしました。その後、なるべく早く原稿を出稿できるように紙面割を検討していただきました。「静」には、争いが収まり青く澄みきるという意味があるそうです。たとえ小さな出来事でも一人ひとりの思いと行動を見逃さず、報道し続ける意思を原稿に込めました。
(電通 アートディレクター 窪田新)
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