「なくなっちゃうほうが、悲しいから。」
なくなっちゃうほうが、悲しいから。
うまい棒値上げのニュースが流れたとき、
そんな声をたくさんいただきました。
1979年の発売以来初の価格改定は苦渋の決断でしたが、
思いもよらなかったお客さまからの温かい言葉の数々に、
感謝の気持ちでいっぱいです。
子どもたちのお駄賃でも買える「10円」という
値段にこだわってこられたのは、
製造・流通に携わる関係各位の協力と、なにより
うまい棒を応援してくれる皆さまのおかげです。
未来の子どもたちにも、これからも駄菓子の
おいしさと楽しさを届けていくために。
ちゃんと利益を出すことで、
駄菓子文化の存続と発展に努めていきたい。
やおきんの、2円分の決意です。
42年間、ありがとう。
うまい棒は、12円(税抜)へ。
駄菓子に、未来を。
やおきん
やおきん/うまい棒
「なくなっちゃうほうが、悲しいから。」
SNS
あのうまい棒が、値上げする!?衝撃的すぎるオリエン。42年続いた「10円」という値段は、もはやブランドのアイデンティティそのもの。それを変える決断に、どれほどの葛藤があっただろう?この「+2円」に込められた想いを正しく世の中に伝え、消費者の心を離れさせないことが課題でした。そうして企画を進めていた1月中頃。価格改定情報がTwitterで拡散され、多数のメディアで報じられる事態が発生。値上げ自体が知れ渡ったいま、改めて何をメッセージすべきか?今度は私たちも一緒に悩みました。
「なくなっちゃうほうが、悲しいから。」このコピーは、その時のお客さまからの反応がヒントになっています。値上げそのものが悪いわけではない。メーカー・卸・小売店......それぞれが利益を上げて働き手・買い手に還元し“安いニッポン”といわれる現状の改善につながるなら、それは良い循環だ。消費者は、そう理解(わか)ってくれている。だから、お詫びではなく「ちゃんと利益を出す」という一文にこだわりました。
当日のツイートは9.3万件以上のRT・39.7万件以上のいいねを獲得(2022年4月13日現在)。12円になっても、うまい棒はまだまだ大丈夫みたいです。
(猿人 ENJIN TOKYO コピーライター 矢﨑剛史)
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