今号では、36人のコピーライター、プランナーの皆さんに自身の「コピーの作法」をご執筆いただきました。36人のコピーライター、プランナーの頭の中にある「コピーの作法」をどうぞ覗いてみてください。
1:おもしろい企画を考える
2:おもしろいコピーを書く
神谷幸之助
電通をはじめ広告代理店のここ2年の売上を拝見していると
TV媒体の売上が約半分に及んでいる。
TVCMがほぼ唯一のマス媒体になって随分経過した。
極端なことを言えばCMプランナーさえいれば
今の広告界は回ると言うことになる。
さて、かつて在籍していたワイデン+ケネディトウキョウでは
CMプランナーと言う職種は存在しない。
CMも平面もデジタルも、すべてコピーライターとアートディレクターで考え、作る。
媒体を扱わないクリエイティブ・エージェンシーだから、
クライアントのバジェットが仮に1億あったとすると
「CMは今回やめて例えば書籍出版をしませんか」
「ユニークなイベントやりましょう」
というような自由でダイナミックな提案ができる。
そのためには ...