今号では、36人のコピーライター、プランナーの皆さんに自身の「コピーの作法」をご執筆いただきました。36人のコピーライター、プランナーの頭の中にある「コピーの作法」をどうぞ覗いてみてください。

不親切な答えと親切な作家
一倉 宏
学生や一般の方に、よく聞かれることがあります。
どんなときに、どうやって浮かぶ(書く)のか、というようなことを。
それに答えることはできなくもないけれど、
ほとんど意味のない、曖昧な会話になることは目に見えています。
たいてい、相手を失望させてきたと思います。
だから、最近はこういう答え方をするようになりました。
「まず…
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