まるか食品が製造・販売するインスタント麺シリーズ「ペヤング」は、2019年7月1日から8月31日まで、片瀬東浜海水浴場(神奈川・藤沢)で「海の家」をオープンした。店舗では、「ペヤング」シリーズ全27種類を販売したほか、「ペヤングソースやきそば」のパッケージを忠実に再現した巨大なオブジェを設置。Tシャツやレジャーシート、携帯扇風機などの限定グッズも販売した。
企画を担当したサムライパートナーズの入江巨之氏(クリエイティブディレクター、副社長)は海の家を開いた理由について、「『ペヤング』は、すでに多くのファンがいる商品。ファンの方々が情報を発信したくなる企画を考えました。一般的な『海の家』では、『焼きそば』が定番メニューの一つですが、『ペヤング』は焼かない『やきそば』。その違いが、『ペヤング』の存在感を強められると考え、『海の家』としました」と説明する。
ターゲットは若年層や家族連れ。
「単なる商品の提供だけでなく、ブランドの世界観を表現した場所での体験を訴求したほうが、体験談を拡散したくなるのではと想定しました」(入江氏)
実際、ソーシャルメディアでも「ペヤング」を食べたことよりも「ペヤングの海の家」に行ったことを発信する傾向が高かったという。