読売テレビ/『ダウンタウンDX』30周年「PLAY BACK DX 30TH」OOH
なんと『ダウンタウンDX』は放送30年!30年続いている理由はシンプルに番組が「おもしろい」から。ですがテレビ離れが進んでいるのも現実です。この記念すべき30年を通じて番組視聴に繋げるため、30年続いた歴史を振り返り長く愛されていることを再認識してもらい、もう一度観てもらうきっかけをつくりたいと考えました。
UP TO WORKS
“廃墟の島”軍艦島は、いま崩壊の危機に瀕している。台風の影響やコンクリートの経年劣化により、島の損壊は年々進行し、半年以内には軍艦島を代表する30号棟が崩落すると言われている。その保全には莫大な費用がかかるため、長崎市は募金を集めているが、“すでに壊れているもの”というイメージが根強く、理解は十分に得られていない。
軍艦島の危機に広く関心を持ってもらい、保全に必要な募金活動を後押しすることができないかを模索した。コンクリートの研究を専門とする東京大学野口研究室と共同で、軍艦島に現存する建物があと何年で崩落するかという“余命”を算出。その数字をグラフィティの技法で軍艦島の建物に描いた、架空のグラフィティイメージをOOHとして公開。2019年、2020年、2021年の実際の30号棟の写真を活用し、建物が徐々に崩壊していく様子を、カウントダウンの数字とともにビジュアル化しました。
(電通 アートディレクター 瀧澤章太郎)
ログイン/無料会員登録をする