武田薬品工業/企業広告
「世界に尽くせ、タケダ。革新的に。誠実に。」
新聞
「世界に尽くせ、タケダ。革新的に。誠実に。」投資家、ヘルスケア関係者、ビジネスリーダー、広告的“戦略ターゲット”にこのメッセージを届けたい。という優等生的な回答はさておき……誰よりも一番に届けたい相手は「タケダの従業員とその家族」なんだとチームで繰り返し話をしたし、心にも決めていた。企業広告はそうあるべきだと勝手に思っている。おこがましいけれど、鼓舞したい。
「奮い立ち、誇りに思い、使命感を持つ」内なるタケダの人たちが少しでも感じてくれたら、そのメッセージはきっと外にも届くと思った。数ある提案の中から、その思いが果たせると信じた一番骨太なスローガンを「タケダイズムが体現されている」とクライアントが選んでくれた。「信じてもらえてる」急に緊張してきたし、身の引き締まる思いだった。その時から、今回のキービジュアルはスローガンそのものだと決めていた。余計なビジュアルを入れることは、メッセージを濁らせるだけだから。
骨太なスローガンに負けない、骨太なデザインをしたつもりですが、この、ちょい圧強めのラブレターはタケダの皆さんに届いていますでしょうか?ターゲットの皆さんに届いていますでしょうか?届いていなければ、僕の“尽くし”が足りません。精進します。
(博報堂 アートディレクター 谷一和志)
- 企画制作/博報堂+Hakuhodo DY Matrix+ TUGBOAT3 +TANPOPO+日光プロセス
- CD/漆谷浩
- 企画/倉光徹治、蜂矢一行
- AD/谷一和志
- C/木村透
- D/土肥純一朗
- AE/小泉基良、君島良徳、芝田佳純、梅嵜歌音、佐藤綾乃
- 製版+印刷/川端孝一郎
- 掲載/朝日・読売・日経(12/1)