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テレビに取材される方法

福岡放送『めんたいワイド』プロデューサーが語る、地元視聴者の満足度を高める方法

FBS福岡放送『めんたいワイド』川上敏哉チーフプロデューサー

日本各地で放送されているローカルの報道・情報番組の数々。地元情報に完全に特化している番組もあれば、そうでない番組もある。自社との何らかの接点を見出すことで、実は地方局も狙い目かもしれない。

九州

良い番組をつくるため 企業とは意見交換希望

「視聴者の役に立つ」が最優先

九州・福岡の情報番組は、放送エリアがほぼ福岡県に限定されるため、狭いエリア内の視聴者をいかに惹きつけるか、各局しのぎを削っている。地域とのコミュニケーションやストーリー性を重視した情報提供方法の開発や、地域企業の活性化に貢献するコーナーの設置、企業とのコラボ商品を企画するなど、その方法は様々だ。

いずれにしても、各局に共通していることは、「視聴者の役に立つ情報を提供する」ということだ。企業が情報提供する場合も、その情報が視聴者にとってどのように役立つのか、そこをしっかりと伝えることができれば、制作サイドの心が動く可能性は高い。


FBS福岡放送『めんたいワイド』
川上敏哉チーフプロデューサーに聞く

企業とは関係性を重視コミュニケーションやストーリーで情報を見せる

『めんたいワイド』は、1995年にスタートした2時間の情報ワイド番組だ。福岡の午後のひと時、ニュースやスポーツ、グルメ、レジャースポット、ファッション、料理、芸能情報など、生活全般にわたる情報を届ける。メインターゲットはF3層だが、オールターゲットに通用する間口の広さを意識した番組づくりを行っている。

旬の話題を掘り下げるタイムリー企画コーナー「Motto!」や、一見するだけでは使い方が分からない、だけど生活に役立つ、そんな優れものを紹介する「物体X」のコーナーなど、男性も面白く観ることができる切り口で情報を発信する。

「情報がネットで集まる時代 ...

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