今年3月末にスタートした朝の新番組『あさチャン!』。競合ひしめく時間帯の中で、後発番組としていかに差別化を図っていくのか。プロデューサーの曺琴袖氏に、各コーナーの趣旨や企画会議の体制について聞いた。
メインMCに、MC初挑戦のタレントの夏目三久、明治大学文学部の齋藤孝教授を起用した。
ニュース・生活情報を主軸に
今年3月末に、9年間続いた『朝ズバッ!』の後続番組としてスタートした『あさチャン!』。いずれも朝番組のメインMC初挑戦となる、タレントの夏目三久、明治大学文学部の齋藤孝教授を起用し、フレッシュさを演出した。各コーナーの指揮を執る、プロデューサーの曺琴袖氏は「視聴者に『今日も一日頑張ろう』と思ってもらえるような番組を目指しています。メインMCも視聴者からの信頼感や好感度が高く、見た人が元気になれるような人を、という軸で選びました」と語る。
メインターゲットは、40代~60代の女性層。朝の情報番組の特性上、くつろいで、じっくり視聴する人がいないという想定で番組を制作するため、短いコーナーを連続させる構成とし、どこから視聴しても番組を楽しめるよう工夫している。「ニュース、スポーツ、エンタメに加えて、生活情報に重きを置いていますね。最近は家事や生活に役立つ、暮らしの裏技なども紹介しています」。
人気のコーナーは、話題になりそうなテーマを取り上げる「ザワツキ」、視聴者の様々な「ちゃんと知りたい」という欲求に応え、生活情報を掘り下げて伝える「チャン知り」、「47都道府県 ハテナの旅」など。最近では、サンリオのキャラクター、「ぐでたま」のアニメーションも人気沸騰中だ。
いかにホットな情報を出せるか
企画会議は週に1度 ...