「ラグビーワールドカップ(W杯)2019」の開催が9月に近づいてきた。「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」というキャッチフレーズを目にしたことのある向きもいるのではないか。このキャッチフレーズを書いた吉谷吾郎氏(パラドックス)と、ラグビー元日本代表主将の廣瀬俊朗氏の対談が4月24日、小社主催のカンファレンス『アドタイデイズ2019』で行われた。企業もスポーツも「多様性を前提とした組織で結果を出す」のが共通点。内容を抜粋して紹介する。
スポーツもビジネスも同じ 目的に対しての「大義」が重要
「スポーツもビジネスも、実行するのは人」──ラグビー元日本代表主将の廣瀬俊朗氏はこう話す。「企業はスポーツから学べることは何か」という対談テーマに答えを出す上で、不可欠の視点だ。
「ラグビーは、(チームを構成する)15人が各ポジションで力を発揮することが勝利のカギとなります。企業でもさまざまな部署が協力してより良い商品やサービスをつくり、より多くの購入者に届ける。そういう点ではまったく一緒ではないかと思うのです」(廣瀬氏)
では、力を発揮してもらうべく、どのようにしてコミュニケーションを図るか...
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