イベント担当者自身が話した実施までの過程 成功の裏ではどんなステップを踏み、何を意識したのか
今回の特集では、2023年に話題を呼んだイベントの担当者本人に、実施までの過程を語ってもらいました。そのイベントが成功するまでに、担当者はどのようなステップを踏み、どのようなことを意識したのか。そのお話に、皆さまの実務に活かせるヒントも多いのではないでしょうか。
顧客接点のデジタル化が進み、これまで情報を届けられなかった生活者へのアプローチも可能になりました。しかし、そんな中で改めて見直されているのがリアルの価値。ブランドの世界観をダイレクトに伝えられるポップアップストアやイベントが再注目されています。本特集では、「そこでしかできない体験」を提供できるポップアップストア、イベントにフォーカス。企画時のポイントから、集客のための話題化の図り方、KPI設定の方法まで、イベント実施に欠かせない要点を有識者が解説します。また、2023年に開催されたポップアップストアやイベントの中から、編集部が成功事例を厳選。担当者自身が実施までの過程を語ります。
今回の特集では、2023年に話題を呼んだイベントの担当者本人に、実施までの過程を語ってもらいました。そのイベントが成功するまでに、担当者はどのようなステップを踏み、どのようなことを意識したのか。そのお話に、皆さまの実務に活かせるヒントも多いのではないでしょうか。
2023年7月に突然現れた期間限定カフェ「ひみつのドリップ」はバリスタがいないにもかかわらず、本格的なコーヒーが飲めると話題になった。実はこのカフェはUCCが展開するブランド「ドリップポッド」が実施しているポップアップイベントだったのだ。本施策の目的と注力した点について担当者の小牧美沙氏に話を聞いた。
サントリーが開催したのは、日本ワインを試飲できるポップアップストア。「なかなか足を運べない山梨のワイナリーの良さを、多くの方に感じていただきたい」という思いのもと、開催に至ったという本施策を取材した。
ZOZO TOWNと任天堂のゲーム『スプラトゥーン3』がコラボレーション。限定アパレル商品の展示を行った。会場に入るや否や、そこに拡がるのはファンにはたまらない、高クオリティなゲームの世界観。オープン前には連日行列ができるなど、大盛況となったポップアップストアについて取材した。
夜間美容シャンプーYOLUの初ポップアップイベントが2023年6月に開催された。開催の背景は、事前調査で判明した「1年のうちで6月が最も気分が落ち込むように感じる人が多い」という事実。「忙しい毎日を送る人に寄り添う」をコンセプトに本イベントを実施することが決定した。
「トーキョープリントストア BEAMS NEWS meets FUJICOLOR」は、富士フイルムの写真プリントブランド「FUJICOLOR」の魅力をフィジカルに体験できる期間限定イベントだ。若年層に人気のクリエイター8組がコンセプトに賛同した本施策が伝える「カタチにすることの価値」とは。
花王が東京スカイツリーにて期間限定開催した「月祭(つきさい)」。本イベントは、隅田川花火大会が4年ぶりに開催される7月29日と、墨田区民納涼民踊大会が行われる8月1日~3日に合わせて実施されたもの。花王商品を来場者に体験してもらうことで、夏のお悩み「紫外線」「汗・皮脂・ニオイ」「暑さ」のケアをしてもらおうと考えた。「月祭」は継続的な開催を予定しており、2023年夏に開催した今回は花火大会に合わせて「夏のおでかけを快適にサポートする」ことを目的としたが、今後はその時々の行事や世の中の関心ごとに合わせて、テーマや開催場所、ターゲットなどを設定していくという。直近では2023年12月1日~3日に、有明ガーデンでの開催が決定している。
2024年にフリース誕生30周年を迎えるユニクロが、フリースを着ておしゃべりをしながら温まれるポップアップイベント「FLEECE CHAT STREET」を開催した。場所は、1998年に起きたフリースブーム発祥の地「ユニクロ原宿店」。その企画の裏側と反響を、ユニクロジャパンマーケティング部の加藤健氏に話を聞いた。
東京と大阪、2つの会場にて「メンソレータム」のポップアップイベントが2023年10月に開催された。誕生から129年の同ブランドのコンセプト「やさしさ、ぬくもり、頼もしさ」をテーマに実施した本イベントについて、ロート製薬 マーケティング&コミュニケーション部の宇野祥一氏に話を聞いた。
期間限定でオープンする店舗「ポップアップストア」、その集客を最大化するためにはどのような施策が効果的なのか。「人が行きたくなる」企画のつくり方について、多くのファッション好きを集め、3日間で約1200点の物々交換が行われたビームス「モノを売らないお店」の責任者を務めた桑原優季氏に話を聞いた。