受験生に贈る100枚のメッセージ 関西学院大学法学部のオープンキャンパスの施策
高校生に、法学部の新しい価値を感じてもらうために。そして2日間で1万人以上が来校する場において、できるだけ多くの高校生とコミュニケーションを図るために。統一のメッセージはあえて設定せず、関学大OB、宣伝会議コピーライター養成講座OBを中心とした有志クリエイターそれぞれが、独自の視点でクリエイティブをつくり上げるという方向性を取りました。
UP TO WORKS
ねぇねぇ ハブさん。
最近また人間が、どこかで争いを始めたとか。
戦いたくないものにまで戦いを押し付けてる。
かつて私達マングースが故郷からはるばるこの地まで、
無理やり連れてこられたみたいにね。
何でこんな愚かなことを何度も繰り返すんだろう。
学んでなさすぎて、つくづく切ないよ。
また人間が、平和をむずかしくしている。
そういや マングースさん。
昔はさ、俺たちもいがみ合って戦ったもんだ。
毒があるからって人間はハブを邪魔者扱いして、
元々敵じゃなかった君と俺とを戦わせた。
古傷が痛むたび、その理不尽さに呆れるよ。
自分に都合の悪いことがあるとすぐに敵対視、
人間って本当にちっぽけな生き物だよな。
いいかげん、仲良くしなよ人間どうし。
2022年5月が沖縄復帰50周年の節目でもあることをきっかけに、沖縄の新聞社2社がお互いに協力する形で実施された今回のメッセージ広告。そんなライバル紙の関係である『沖縄タイムス』と『琉球新報』の2紙が協力して平和へのメッセージを発信するという試みは、沖縄県内外を問わず大きな反響をいただきました。沖縄ならではのモチーフを使用した表現と、「今だからこそ、新聞が発信すべきことは何か?」に最後までこだわり抜きました。
(ADKマーケティング・ソリューションズ EXデザインセンター コピーライター 堤瑛里子、ADKクリエイティブ・ワン 事業計画本部デザイナー 今野翔太)
ログイン/無料会員登録をする