日本郵便/手紙・母の日企画
「錦鯉・長谷川さんの母への手紙」
新聞
どうしても気持ちを伝えたいとき、なぜ人はいまだに手紙という手段を選ぶのか。絵文字やスタンプでは表せない何かをのせ、かつ、言葉まみれの世の中にあって必ず既読になる。それはこれまでも、そしてこれからも揺るがない手紙というメディアならではの価値と捉えました。母の日というタイミングで「感謝を伝えるべき人」を考えていく中で、真っ先に思い浮かんだのが錦鯉の長谷川雅紀さん。長い間、心配や迷惑をかけたぶん、伝えたいものがあるはずだと。書き上がった手紙には、自分たちの脳内では到底たどりつけない物語が記されていました。
受け取ったお母さんは、50歳の息子について語るとき、5歳の幼い息子についてしゃべっているようでした。親も子も歳を取っていくけれど、親子の関係は歳を取らないのですね。ひとつの親子の間に綴られた20年ぶりの手紙。それが今回のいちばんのクリエイティブだと思います。
(博報堂 コピーライター 野澤幸司)
- 企画制作/博報堂+SIGNING+onehappy+博報堂プロダクツ
- CD+企画+C/野澤幸司
- 企画+C/鈴木智也
- AD/小杉幸一
- ECD/清水篤志郎
- 戦略CD+企画/清水佑介
- Pr/星美津穂
- 撮影/古川泰子
- ドローン/大津央、髙橋佑馬
- レタッチ/吉岡直人
- ST/石本真代
- HM/染川敬子
- CAS/伊藤裕樹
- AE/船山信吾、秋山洋大、高橋祐太郎、貝田岳大、西柊平
- 出演/長谷川雅紀(錦鯉)
- 掲載/読売(5/8)