約180人が東急百貨店マークを人文字で再現した、東急百貨店本店最後の屋外広告
東急百貨店本店から、BSフジの番組『小山薫堂 東京会議』に届いた会議依頼。それは「東急百貨店本店 最後の屋外広告にふさわしい写真を撮ってほしい!」というもの。
UP TO WORKS
どうしても気持ちを伝えたいとき、なぜ人はいまだに手紙という手段を選ぶのか。絵文字やスタンプでは表せない何かをのせ、かつ、言葉まみれの世の中にあって必ず既読になる。それはこれまでも、そしてこれからも揺るがない手紙というメディアならではの価値と捉えました。母の日というタイミングで「感謝を伝えるべき人」を考えていく中で、真っ先に思い浮かんだのが錦鯉の長谷川雅紀さん。長い間、心配や迷惑をかけたぶん、伝えたいものがあるはずだと。書き上がった手紙には、自分たちの脳内では到底たどりつけない物語が記されていました。
受け取ったお母さんは、50歳の息子について語るとき、5歳の幼い息子についてしゃべっているようでした。親も子も歳を取っていくけれど、親子の関係は歳を取らないのですね。ひとつの親子の間に綴られた20年ぶりの手紙。それが今回のいちばんのクリエイティブだと思います。
(博報堂 コピーライター 野澤幸司)
https://tegami.yu-bin.jp/mothersday/
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