インターネットのビジネス活用本格化から約20年、広報活動へのデジタル活用は各社差が出始めている。今さら聞けない、今こそ知りたい10のトピックスをもとに、デジタル広報の基礎と最先端を学ぶ。
※各データの出所は以下の通り
・テレビ1日視聴時間/総務省『平成25年度版情報通信白書』
・SNS1日タイムラインアクセス時間/博報堂DYホールディングス「全国ソーシャルメディアユーザー1000人調査」(2013年5月)
・ヤフー・ニュース1日アクセス数/媒体資料の月間PVを30日で割った数
・NAVERまとめ1日アクセス数/申告の月間PVを30日で割った数
※上は博報堂ケトルの嶋浩一郎氏に協力いただき作成した。
企業が発信する情報が、マスメディアやウェブを通じて生活者に伝わるまでの情報流通の構造は、SNSの登場やスマートフォンの台頭などで大きく変わった。上は、その流れを可視化した図だ。
従来、主にマスメディアに取り上げてもらうことを目指してきた広報担当者の仕事。ネットの登場で変わったのは、ウェブメディアへのアプローチが加わったことだけではない。最終的な生活者との接点にあるSNSやスマホ向けのキュレーションアプリなどにいかに情報を届けるか。そのためには、情報流通の仕組みに対する理解と戦略が求められる。まずは図の3つの矢印を正確に把握してほしい。
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