企業のプレスリリース配信、自社サイトなどオウンドメディアに置いた情報は、いかにしてネットで話題になるのか。拡散の要と言われる「ミドルメディア」を定義したジャーナリストの藤代裕之氏は、その種類は拡張していると指摘する。
情報の「逆流」が起きている
ミドルメディアは、マスメディアとパーソナルメディアの中間に位置するメディアで、特徴は、パーソナルメディアからマスメディアへの情報の流れを仲介することにある。マスメディアは、新聞やテレビ、ポータルサイトなど多くの人々に情報を伝えるもので、パーソナルメディアは、掲示板、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、ブログ、ツイッター、フェイスブックといったソーシャルメディアの一つひとつの書き込みのことを指す。
ミドルメディアには編集型とプラットフォーム提供型の2種類がある。編集型は、人が情報を探して記事にするニュースサイトや著名ブログのこと。ニュースサイトでは、J-CASTニュース、GIGAZINE、ギズモード、など。2ちゃんねるなどの掲示板の書き込みを取り上げるまとめサイトも含む。
プラットフォーム提供型は、ユーザーが参加して記事を評価したり、ランキングを活用して情報を表示したりする。ソーシャルブックマークやソーシャルニュース、検索エンジンがある。
あと77%