社内外で「評価される」広報になるために 今、必要とされていることとは?
SNSの浸透やコロナ禍での働き方の変化などに伴い、広報するテーマや手段も多様化している。何を持って広報の成果とするか、その判断基準にも迷うところだ。組織全体の目的に寄与する、「評価される」広報を目指すために、見直すべきポイントとは。
「広報活動の成果」を問われた時、簡単に計測できるデータだけを収集していないでしょうか。成果を出すための近道は、自社における広報の目的を明らかにし、そのために何をすべきかを起点に目標を設定すること。そして現在地を把握しながら行動を最適化することにありそうです。今や広報の業務は、メディアリレーションにとどまらず、オウンドメディアを通じたESG情報の発信や、ウィズコロナで一体感を高める社内コミュニケーションなど、多様化、複雑化しています。自社に必要な施策を選び取り、実行、改善していくために、広報の目的や効果検証する際の指標について考えていきます。
SNSの浸透やコロナ禍での働き方の変化などに伴い、広報するテーマや手段も多様化している。何を持って広報の成果とするか、その判断基準にも迷うところだ。組織全体の目的に寄与する、「評価される」広報を目指すために、見直すべきポイントとは。
お決まりの指標に飛びつくのではなく、自社なりの広報活動の目標を据え、成果を上げていくには、まずは「目的」を明確にすること。『目的ドリブンの思考法』の著者である望月氏はそう指摘する。
メディアの多様化などにより広報業務の幅が広がる中、各業務の効果を明確に把握し、改善につなげる必要性が高まっている。ただ広報の成果における要因は複雑に絡み合い、効果測定のための指標設定が難しいとの声も。そこで『最高の結果を出すKPIマネジメント』の著者・中尾隆一郎氏に、広報業務の「KPI設定」の考え方を聞いた。
メディア露出だけでなく、社内広報やオウンドメディアでの発信など、様々な期待がかかる広報部門。数値で表しにくい活動に対しても、正しく評価を受けるにはどのような社内プレゼンが効果的なのか。その考え方をプレゼンの専門家に聞いた。
社内の一体感を醸成するために不可欠なビジョン。その実現に向け、広報はどのような役割を果たしているのか。またその成果はどのように測ればいいのか。グループ全体でビジョン浸透に注力する西武ホールディングス広報部に聞いた。
広報担当者の業務として、メディアリレーションだけでなくオウンドメディアで自社の取り組みなどを継続的に伝えることも重要になってきた。発信の目的や成果をどのように捉えているだろうか。
企業価値を維持、創造していくための広報活動においては、リスクを察知し未然に防ぐことも重要だ。特にソーシャルメディア上での情報伝達はスピードが速く、より迅速な対応が求められている。リスクの観点からの広報成果について考えていこう。
専門商社の山善では、事業の認知向上とブランディングへの寄与に広報・IR室が挑んでいる。家電メーカーとして捉えられがちな企業イメージの脱却を目指し、2021年からオウンドメディアの発信も開始した。
水産物の養殖、加工業を営むふく成。未経験から広報担当者養成講座(宣伝会議)に通い、ひとりで広報を担当する平尾氏は様々な切り口でテレビ露出を獲得。広報活動を強化することで、どのような変化が起きたのか。
愛知県に本社を置き、電気機器の製造販売を行う河村電器産業。創業100年以上の歴史を持つ。コーポレートコミュニケーション部では、働くモチベーションを上げ、コミュニケーション拠点となる、社員食堂づくりも強化する。