担当者117人に聞いたオウンドメディア運営の実態
自社の思いをリアルに発信することができるオウンドメディア。編集部では、ウェブサイト形式の自社メディアに関して調査を実施した。現場の声や傾向を見つつ、改めて自社のメディアについて見直しておきたい。
自社サイトなどで情報を発信する「オウンドメディア」のあり方が多様化しています。商品・サービスに関する情報だけではなく、働いている人や、働く場としての企業に関する情報についても、活発に発信されるようになりました。一方、オウンドメディアの活用にあたっては、継続したコンテンツの制作や、成果の示し方にまつわる課題も見受けられます。本特集では、目的に応じたオウンドメディアの活用事例を紹介しながら、反響のあるコンテンツや、情報の届け方、効果測定についてレポートします。なおオウンドメディアとは、広義には自社が保有するメディアを指しますが、本特集では特にウェブサイト形式の自社メディアに注目しています。
自社の思いをリアルに発信することができるオウンドメディア。編集部では、ウェブサイト形式の自社メディアに関して調査を実施した。現場の声や傾向を見つつ、改めて自社のメディアについて見直しておきたい。
オウンドメディアを続けることが困難になる要因のひとつに「効果が出ない・分からない」といった課題がある。オウンドメディアの効果測定のポイントについて、中山順司氏が解説する。
無関心層や受動的な関心層とのタッチポイントの創出を目指す、立命館大学のオウンドメディア。社会との接点として機能させ、大学内外から「大学らしくない」「読み物として面白い」という声も寄せられている。
足場のレンタル・販売サービスを提供するASNOVA(アスノバ)では、2022年に上場したタイミングで「カケルバ」を開設。企業が成長し、ステークホルダーが変化する中で同社の情報発信はいかに変化したのか。各ステークホルダーの興味を喚起するための編集方針も聞いた。
オウンドメディア運営の課題のひとつに、記事を更新し続けられない、コンテンツの量が足りないといった要素がある。集中して投稿する期間を決め、25日間で50本もの記事を公式noteに公開したログラスに、従業員が能動的に記事を執筆し、持続的にコンテンツを量産し続ける秘訣を聞いた。
東海バネ工業の「ばね探訪」は2008年にスタートした長寿オウンドメディア。開設して数年で閉鎖や休止となってしまうオウンドメディアも存在するなかで、「ばね探訪」はなぜ長きにわたり運営を続けられているのか。運営の方針や目的について聞いた。
創業から142年を迎える老舗企業である東洋紡が3月にオウンドメディア「Voice by TOYOBO」を立ち上げた。立ち上げに際して直面した苦労と、軌道に乗せるためのポイントについて運営を担当するウェブ・企画グループの2名に話を聞いた。
オウンドメディアは、業界全体の発展を目指す協会・団体でも活用されている。その業界に興味・関心を抱きやすくするため、生活に深くかかわる切り口のコンテンツも多い。日本理学療法士協会のオウンドメディアについて、どのように企画しているかを聞いた。
生活雑貨工芸品の製造・小売りを手掛ける中川政七商店は、インターネットラジオ番組「中川政七商店ラヂオ」をPodcastなどで配信。企業ブランディング起点の内容などが評価され、2023年3月には「コンテンツマーケティング・グランプリ 2022」の「音声コンテンツ部門」にてグランプリを受賞した。
玩具メーカーのピープルは2023年9月、公式noteで赤ちゃん人形「ぽぽちゃん」の生産終了を発表する記事を公開して話題化、1200スキ以上を集めた。生産終了の決断は売上としてはマイナスになるものだが、その理由をパーパスに紐づけて丁寧に説明することで企業の好意的な印象につなげた。