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広報担当者のためのサステナビリティ実践ノート

ヤマハ 事業の「背景にある想い」伝え社会・生活者との共奏目指す

ヤマハ

サステナビリティは企業価値の向上に欠かせない視点。広報担当者が社内外に向けて発信するためのヒントを探ります。

ヤマハは2022年10月、自社ホームページにて連載コンテンツ「The Key―共奏しあえる世界へ―」の公開を開始した。同社は音・音楽を原点とした多種多様な製品・サービスを展開しており、事業領域は多岐にわたる。同連載では、それらの取り組みの「背景にある想い・ストーリー」を丁寧に掘り下げて紹介。活動に関わる人々へのインタビューを通して、それぞれが心に抱いている大切な“Key”に触れ、それらの共鳴が1つのテーマとなって世界に広がっていくことを目指している。

従来の同社の情報発信は、主にユーザー向けの製品情報や機関投資家向けの業績情報などが中心だったが、ヤマハが目指す「世界中の人々のこころ豊かなくらし」の実現に向けた活動を伝える発信への機運が社内で高まった。そこで、製品開発や社会課題解決の「取り組みの背景にある想い」を伝える企画として誕生したのがThe Keyだ。

「The Key」の編集会議の様子。社内情報の日常的な収集を欠かさないことで、2つの取り組みをひとつのテーマに落とし込む連載企画の継続的な運用を進めている。

「情報を一方的に伝えるのではなく、社会や生活者に共感してもらえるコンテンツにしたいと考えました」と語るのは...

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