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新聞記者の本音と付き合い方

新聞記者のタイプを担当部署別に解説、「社会部」「経済部」「政治部」「文化・科学部」の違い

新聞記者にどこかとっつきにくいイメージをお持ちの人も多いのではないだろうか。実は担当している部署によって、取材相手へのアプローチの仕方など、その「生態」はかなり異なっている。ここでは、そんな記者の特性を複数の記者の証言を元に解説しよう。

「不正」に敏感な社会部

オオカミ「社会部」
「ペンで社会を変える」という熱い魂を持つ。鋭いまなざしで不正は見逃さない。

事件や事故、裁判、不祥事からイベントなどを取材する社会部。ペンで社会の不正を正すことを至上命題とする熱血肉食タイプで、よく刑事ドラマにも登場するため、記者と言えばこのタイプがイメージされやすい。動物に例えれば、獲物を求めて荒野をどこまでも駆け巡る、オオカミのようだ。

担当は、警察や検察、裁判所などを担当する「事件・事故・裁判」系、各省庁の記者クラブに常駐し、公共事業や教育などを担当する「省庁」系、その時々で話題になっていることを取材する「遊軍」などに分けられる。社にもよるが、社内に寝泊りして、急な発表や事件に備える「泊まり番」をルーティーンでまわしていることが多く、他の部と比べても激務のポジションだ。

不祥事に対応するため、企業広報からはどうしても苦手意識を持たれやすいが、実は人情味あふれる情の深いタイプも多い。信頼関係を築いていれば、不正を見逃してくれることはないにせよ、情報の出し方や報道対応の仕方についてアドバイスしてくれるだろう。

社会部の記者と付き合うときに意識したいのは、言えることと言えないことを整理し、言える部分は本音ベースで話すことだ。これは記者全体として当てはまることだが、断片的な情報から真実を導き出そうと、言葉の裏を読むのが仕事のため、あいまいな言い方をすれば「裏に何かあるのでは」と邪推を招いてしまう。

一方、ある社会部の若手記者からは「肉食系の記者は、デスクレベルに多いが、現場にはクールな記者も増えている。世代間ギャップを感じることも多い」と言う声も。絶滅種のニホンオオカミとまでは行かないまでも、生息数は減少傾向か?

人事を抜くのがステータス

黒ヒョウ「経済部」
おしゃれでスマート。他部には少ない、ビジネスライクな記者も。人事や企業合併が大好物。

国の経済政策から企業の動きまで、経済に関することを幅広く取材する経済部。「企業担当や為替担当など、経験年数が長くなると、ある程度カラーがついてくる」(経済部記者)といい、徐々に“畑”が決まってくるのだそう。こうした専門分野によって、記者のキャラクターも変わってくるため、様々なタイプの人が混在する部署と言える。

中でも、企業を取材する記者は他の部署と比べ...

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