ブランディングの主役は社員 企業を動かす物語のつくりかた
現代社会において、ブランドは企業を“着飾る”ものではなくなった。数々の企業ブランディングに携わってきたTBWA HAKUHODOの細田高広氏は、全社員が“ブランドの体現者”として行動できる組織づくりが重要だと語る。
いま、企業のブランディングのあり方が変化し、ブランド自体の見直しに関心が高まっています。社内外へ一方的にビジョンなどを宣言するのではなく、ボトムアップで従業員を巻き込み、それぞれが自らブランドストーリーを語りたくなる。そんなプロセスを重視しているケースも増えてきました。2018年12月に開催されたイベント「コーポレートブランディングカンファレンス」のレポートとともに、新たなブランド形成の方法を考えていきます。
現代社会において、ブランドは企業を“着飾る”ものではなくなった。数々の企業ブランディングに携わってきたTBWA HAKUHODOの細田高広氏は、全社員が“ブランドの体現者”として行動できる組織づくりが重要だと語る。
2015年にデータ偽装問題が相次ぎ、社会からの信頼が揺らいだTOYO TIRE。組織風土改革が進み、オフィス移転や社名変更などを経て復活しつつある。中でも、広報企画部が全社員を巻き込んで行った理念の見直しに迫る。
経営統合によって2度社名変更をした「オイシックス・ラ・大地」。企業風土の異なる3社をまとめたのが、新しく制定した企業理念だ。各社で意見を出し合った理念づくりの裏側と、社内浸透の取り組みを探った。
かつてブランド発信拠点は「ショールーム」「企業博物館」「アンテナショップ」に大別されたが近年、施設の多様化が著しい。「エンタテインメント」「デジタル」「飲食サービス」「他社&業態コラボ」の4つのキーワードで新事例を見ていく。
約30の国・地域に210のグループ会社を持ち、5万人以上の従業員を擁するAGC。広報・IR部長の玉城和美氏が、2018年7月に旭硝子から現社名に変更した同社のコーポレートブランド再構築について語った。
2018年に上場を果たし、ブランディングを強化するメルカリ(東京・港)と、約20年の歴史の中でリブランディングを進めたサイボウズ(東京・中央)。両社の広報が明かす、企業の成長におけるブランディングの重要性とは。
100年以上の歴史を持つヤマハ(静岡・浜松)とカンロ(東京・新宿)。時代の変化に伴って風化するブランドイメージに危機感を抱いていた2社で一からリブランディングを進めた2人が、プロジェクトの背景を語った。