1億総小売時代に見極める EC事業者が知っておくべきこと
様々なECプラットフォームが存在する今、誰でも気軽にECを始めることができる。しかし、立ち上げることができても、売上を上げて、継続させるというのは、簡単ではない。全国のEC担当者を応援する川添隆氏に注視すべきことについて話を聞いた。
日本においても100年以上の歴史を持つ通信販売。この通販にECという販売チャネルが広がり、また各種ECプラットフォームが増加したことで、より多くの事業者が参入しやすい環境が整った。特にコロナ禍では、これまで店舗外での販売に挑戦していなかった飲食、サービス、小売など、様々な業種による新規参入も相次いだ。一方で、ECを難しく考えたり、思うように売上や集客につながらない「EC初心者」の声も多く聞かれる。本特集では、全国各地のあらゆる業種別の事例や識者たちの見解を元に、「初めてのEC事業」を成功に導くヒントを紹介する。
様々なECプラットフォームが存在する今、誰でも気軽にECを始めることができる。しかし、立ち上げることができても、売上を上げて、継続させるというのは、簡単ではない。全国のEC担当者を応援する川添隆氏に注視すべきことについて話を聞いた。
水揚げ当日のウニを購入することができる「綾里(りょうり)漁協オンライン」は、漁協直営のオンラインストアだ。ほかには真似できない、水揚げ当日の直送ということもあり、ファンも多い。顧客が定着する背景には、細かな情報発信や顧客とのコミュニケーションがあるという。
トランジットジェネラルオフィスが手掛けるオリジナルベイクブランド「PUFFZ(パフズ)」は店舗のオープン直後、コロナ禍の影響で休業を迫られた。しかしECで“できたて”のシュークリームが食べられる体験を提供することで、ブランドの成長につなげた。ここでは、その背景について話を聞いた。
スチーム生食パン専門店として、実店舗とECを展開する「STEAM BREAD」。多様な企業とのコラボレーションや独自の商品が様々なメディアで取り上げられ、話題となった。ブランド立ち上げから、これまでの急成長の背景について話を聞いた。
観光事業を展開するこはくは2020年4月、ECサイト「金澤 おみちょ イチバのハコ」の運営を開始した。石川県金沢市近江町市場の食材を厳選し、レシピなどの付加価値を付けて販売するスタイルで、メディアにも多数取り上げられた。EC立ち上げの経緯や、注力してきた取り組みについて話を聞いた。
長野に本店を構える額縁のタカハシは、2006年にECを始めて以降、右肩上がりで売上を伸ばしている。なぜ、額縁自体の流通量が減っている中で、売上が伸びているのか。EC上に様々なコンテンツをつくる、その理由について、同社の専務・高橋保博氏に話を聞いた。
コロナ禍をきっかけにEC参入する事業者が増加。自社ECではなく、ECモールを利用した出店をする際に売上を伸ばすポイントとは何か?楽天市場でショップ出店サポートに従事する小林修氏が解説する。
初めてネットショップを開設する場合、どういった視点でサービスを選定し、運用すればよいのか悩む場合も多い。ここではネットショップ作成サービス「BASE」を運営するBASE COOの山村氏がネットショップの持続性を高めるポイントについて実例を交えて解説する。
新型コロナウイルスの影響もあり、日本のEC化率は飛躍的に高まった。しかし、ECを開設したものの集客面で頭を抱える企業も多い。ブランドの認知を高め、購入を促すポイントについて、マクアケの武田康平氏が解説する。
EC参入のハードルが下がり、国内だけでなく海外市場への参入や拡大を意識する事業者も増加した。しかし、世界規模での技術進歩や市場競争が続き、良品で市場を専有するという日本製品の以前の勝ちパターンが通用しなくなったいま、取り組むべき施策を小澤良介氏が解説する。